東京経済大学 大学案内 2026
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なかむらただしこやま けんたPICK UP!講 義 紹 介 多文化社会で働く講 義 紹 介 観光と文化経験豊富なゲスト講師陣講 義 紹 介 English Skills (R&W) I/II/III/IV、(S&L) I/II異文化の人をもてなす。ともに働く。海外体験で実践的英語力をつけ、キャリアの可能性を広げる。異なる文化背景を持つ人と、職場の仲間として働くには?さまざまなゲスト講師が、多文化社会での仕事経験を語ります。Googleなど多様な業界で働いた経験を持つ卒業生によるゲスト講義グローバル社会で活躍するためには、異なる文化・考え方の人々とコミュニケーションしなければなりません。そこでは、自分に届く情報を正確に理解し、自分からも情報を明確に発信する必要があります。世界で最も通用する言語は英語です。英語力を強化すべく、国際コミュニケーション学科のカリキュラムは組まれています。時空間に束縛されない場合、文字を介したコミュニケーションが中心となります。読み書き(Reading and Writing)の力を鍛えるために、1年次から2年次に受講する「English Skills (R&W) I/II/III/IV」があります。リアルタイムでの話す・聴く(Speaking and Listening)力を鍛えるために、2年次に受講する「English Skills (S&L) I/II」があります。電子メール、SNS、Web会議ツールなどを日常的に利用する現代では、英語の4技能を満遍なく身につけることが求められます。この授業は大きく2つのパートに分けられます。前半は、異文化適応能力やグローバル・リーダーシップなどの理論を学び、多様な文化のなかで働くうえで必要な考え方を身につけます。そして後半では、実際に多文化社会で働いているゲストを招き、その体験を語っていただきます。例えば、航空会社で働く客室乗務員、海外駐在経験のある日本企業社員、国内の外資系企業に勤める人など。前半で学習した理論を踏まえてゲスト講義を受講することで、理解が深まります。この授業を通じて、多文化社会での働き方にはさまざまなバリエーションがあることを理解し、卒業後に自身が多文化社会でどのように働いていくか具体的に考えるきっかけにしてほしいと考えています。授業を受講する時点で海外経験がない人や、将来のキャリアプランが明確でない人も、この授業で視野を広げ、自分の未来の大きな可能性を感じてほしいと思います。「いい観光地」とは何でしょうか。これを考えるには、観光客目線だけでなく、地域住民の立場に立つことも大切です。観光が地域社会に与える影響にはさまざまなものがあります。例えばアニメ「ガールズ&パンツァー」で人気が出た茨城県大洗町の地元商店の方は、「若い人たちが来てくれてうれしい」と、聖地巡礼の観光客を歓迎しています。一方で「スラムダンク」の聖地となった神奈川県鎌倉市のとある踏切では、一部の観光客による危険な横断などが問題になってしまいました。こうした負の側面を解決するにはどうしたらいいのか。消費されるのではなく、地域の活性化や好循環を生む観光とはどんなものか。そうしたことを、この授業ではゲストとホストの双方の視点から考えます。観光業界はもちろん、地域創生を担う公務員等に興味がある学生も多く受講してほしいと思います。小山 健太 准教授中村 忠司 教授044 国際コミュニケーション学科って?

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