東京経済大学 大学案内 2025
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久光製薬株式会社内定先 21112ますだゆうき増田悠希現代法学部現代法学科(4年)栃木県立宇都宮北高等学校出身講義紹介講義紹介ゼミ紹介かみつくえみほなかざと ひろし講義紹介現実社会の課題を題材に、法と政策の視点で解決策を探る東経大の現代法学部。その学びの最前線を、学生と教員が紹介します。講義紹介商品安全と法競争と法私たちの周りにあるほとんどすべての商品は、安全に関する法が関わっています。この授業では、そうした商品やサービスの安全の確保に関する、さまざまな法を学んでいきます。なかでも、万一の事故が生じた場合の事後策である、被害者の救済と商品の製造者の責任に関する製造物責任法(PL法)に焦点を当てています。授業では、ごく最近にニュースになったトピックも扱い、掘り下げます。ニュースの表層だけで物事を判断するのではなく、どのような法が関わっているのか、背景にはどんな問題があるのかを冷静に考える姿勢が身につきます。商品安全は、将来製造者になる人にも、家族を持ち消費者となる人にも、行政で働く人にも関わりのある問題です。それぞれの人生に役立つ知識を、本授業で学んでいただきたいと思います。法律は社会の基盤であり、将来社会に出て仕事をしていくうえで、誰にでも密接に関わってくると考え現代法学部を選びました。より具体的に進路などを考え始めていた時に履修したのが   商品安全と法です。ふだん私たちが手にしている商品の安全性を担保するための法律について学ぶ授業で、そのなかでも薬機法に興味を持ったことが、製薬会社をめざすきっかけを与えてくれました。また他の授業で印象に残っているのは、  競争と法で、独占禁止法に関する裁判例や公正取引委員会の働きを学びました。長年公正取引委員会に勤務されていた先生が、経験をもとに講義する法の概念や現場での実際の出来事が興味深く、それまで言葉でしか知らなかった独占禁止法や公正取引委員会の役割や意義が理解できました。ゼミとして受講している   大学生から考える家族法では、物事を多角的な視点で考える力がついたと思います。他のゼミ生の意見を聞く機会も多く、私にはなかった考えを知ることができ、毎回の授業が実りあるものになっています。現代法学部は、興味深い授業が多く、私の物事の見方や考え方の幅を広げてくれました。また東経大はCSCやアドバンストプログラムなど学部に関係なく学べる環境が整っていて、自分の行動や学び方次第で新たな可能性を見つけることができると思います。この授業で扱う独占禁止法は、企業同士の取引や消費者に対する取引のなかで、企業が守らなければならない競争に関するルールを定めたものです。談合やカルテルは、企業同士が相談して価格を歪めるものですし、ひとつの企業が自社の製品だけを売るように販売店に圧力をかけることは、自由な競争を歪めます。消費者や企業の自由な選択権を奪う行為を規制するのが独占禁止法であり、それを取り締まるのが公正取引委員会です。独占禁止法は建設業界やメーカーだけでなく、アプリや芸能、スポーツまであらゆる業界を規制対象としているので、授業では必ずそれぞれの市場構造を考えるようにしています。その商品をつくる企業、運ぶ企業、保管する企業、売る企業など業界分析力がつきますから、就職活動にも必ず役に立つと思います。変わる ためには?将来の 目標は?法律の 役目は?上机 美穂 教授中里 浩 教授054行動や学び方から、自分の将来の目標を見つけていく現代法学部で何を学ぶ?どう学ぶ?

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