東京経済大学 大学案内 2025
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経済学部経営学部コミュニケーション学部現代法学部キャリアデザインプログラム総合教育科目   2人はどうして映像を学ぼうと思ったので田 村すか?   映画が好きで、映画に関わる映像制作をし川 村たかったからです。   私は、中学の頃からiPadやパソコンで映齋 木像制作をしていて、高校ではドキュメンタリーを撮っていました。大学を選ぶときも、映像制作ができてメディアのことも学べる田村先生のゼミがあることを知り、東経大一択だと思いました。   齋木くんは中学からやっていたのですね。田 村どうりで上手いと思いました。実際ゼミで映像を学んで、どういうことを感じましたか?   ゼミの合宿で、ドローン撮影を体験した時齋 木のことです。山中湖の近くでプロ仕様のドローンで撮った時は、映像の迫力がすごくて感動しました。また、仲間と一緒に作品をつくる面白さも感じています。同じ課題でも、何をどう撮るか、どういう編集をするのかも千差万別。自分には思いつかないようなアイディアを出してくる人がいて、表現の可能性の広さ、奥深さを実感しました。   私はグループワークの大切さを感じていま川 村す。2年次の時から一緒の仲間とやっているので、それぞれの人がどんなことが得意なのかがわかってきました。スケジューリングの得意な人、撮影技術が優れている人、アイディアに富んだ人などと一緒に、役割分担をして互いに補いながらひとつの作品をつくることに面白さがあります。   そうですね。映像はひとりでつくれるものも田 村あるけど、映画のようなものになるとチームワークが大切。だから私のゼミでは、時間厳守、無遅刻無欠席を重んじています。映画を制作するには、どのスタッフも欠かせませんから。   チームワークの大変さもあります。一人ひ齋 木とり感性が違うから、それがぶつかった時、みんなが納得できる形に落とし込むのは苦労しました。それには、何度も話し合うしかないですね。   それに、チームでやっていると、各人の熱量川 村の違いが出ます。作業を率先してやる人や言わなければやってくれない人がいるから、それをまとめるのは大変ですね。   川村さんは最近、短編映画を撮りましたね。田 村「八王子Short Film映画祭」というコンテストに出品して、特別賞を受賞しました。   10分程度の映画の監督をしたのですが、と川 村ても大変でした。柔道をテーマにした作品で、試合のシーンがあって、試合なので観客が必要だったのですが、いざ撮影の日になったら、エキストラがひとりも集まっていない。大慌てで、近くで練習していたアメフト部の人たちや学生にお願いして、お昼ご飯を支給するという条件で参加してもらい田村ゼミ映像制作の基礎からプロデュースまで、グループ活動を基本とした実技系のゼミ。田村先生は長年日本テレビに勤め、同局のインターネットの導入などを主導した方。プロのノウハウに触れることができます。ました。あのときほど、事前準備の大切さを思い知らされたことはありません。   映像制作では、企画や撮影も大切だけど、田 村ロケの撮影許諾や出演者の確保から弁当の手配まで、すべてのことが重要になります。それらを全部見渡す力がプロデュース力。うちのゼミでは、表現力はもちろん、そうしたプロデュース力まで学ぶことを目標にしています。   プロデュース力を養うには、グループワー齋 木クが大切ですよね。   ところで2人の、将来の目標は?田 村   私はやはり映像に関わる仕事につきたい齋 木です。田村先生のゼミで、その目標に向けたスキルが準備できている気がしています。   私は、映画の配給に携わりたいです。いま川 村ゼミで、構成、撮影、編集の過程を学んでいるので、その経験を生かして映像作品の予告をつくったり、魅力を発信したりする方法を考えてみたいです。   うちのゼミで学んでいれば、会社の広報部門田 村でつくるような動画なら、いいものができるようになると思います。実際、皆さんの作品を見ていると、時折プロを驚かすような一瞬が撮れている時があります。そういう一瞬を少しでも多くつくれるようになるのが、ひとつの目標だと思います。ぜひ頑張ってください。ゼミ生の作品を紹介している田村ゼミYouTubeチャンネルはこちら田村 和人齋木 宏共川村 るんたむらかずと教授PICK UP!メディア工房、アトリエメディア工房には4K高精細映像を撮影・編集できる設備など、クリエイティブな映像制作に必要な最新の環境と機材を備えています。隣接するアトリエは、収録スタジオとして利用できます。さいきひろとコミュニケーション学部 メディア社会学科(2年)東京・私立工学院大学附属高等学校 出身かわむらコミュニケーション学部(3年)東京都立田無高等学校 出身047映像で自由自在に表現できるようになってほしい。田村ゼミに所属する学生2名と教員によるスペシャルトーク鼎談

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