東京経済大学 大学案内2024
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経済学部経営学部コミュニケーション学部現代法学部キャリアデザインプログラム総合教育科目感染状況は多様なのに、全国一律瞬く間に「マスク社会」が出現する。ある時突然「ゼレンスキー大統領」が有名人となる。そんな私たちの「メディア社会」はいかにして形成されてきたのか。第一次世界大戦を起源として、メディアの展開を軸に検討していきます。資料としての映像も積極的に紹介し、私たちが歴史を学ぶ「メディア」そのものについても考察するのが特色です。コロナ禍で導入したオンライン・コミュニケーションを教室授業でも活用し、受講生同士がコメントを通して刺激し合うことを心がけています。歴史を知ることで現代を相対化し、何が新しく何が変わらないのかを吟味する力を身につけてほしいです。本格的な印刷が始まった15世紀のグーテンベルク革命からスマホ活用で拡大する最新のインターネットサービスまで、マスメディアとコンテンツの変遷を通史的に考察する講義です。現在の大学生はZ世代と呼ばれる、生まれた時にはすでにインターネットが普及していたデジタルネイティブな人たちです。その特徴は、スマホの利用時間が圧倒的に長く、その分、印刷物や放送といった旧来のメディア利用が短いことです。そうした世代に、マスメディアとコンテンツに対して歴史的観点を持ってもらうことがこの講義の目的です。大学での学びは、アカデミックな内容を「学び」「論じる」ことが中心ですが、本ゼミではそれに加えて「語る」力、「アウトプットする」力を養うことを重視します。2年次では、まずアイディアを考える訓練をします。アイディアは思いつくものでも天から降ってくるものでもありません。過去の作品を徹底的にリサーチしたり、自分に蓄積された記憶を呼び起こし、それを組み合わせることがアイディアを考えること。そのためのテクニックを学びます。3年次以降では、実際に作品をクリエイトするゼミになります。その際メディアは問いません。映像でも演劇でもダンスでも小説でも、場合によっては新しいメディアを考案する等々、まさに「メディアはメッセージである」と認識しながらアウトプットしてください。本学には、スタジオや編集のためのメディア工房、録音のできるブースなどがそろっているので、それらを使って作品を作ることができます。自分が考えたアイディアを形にし、人と人とのコミュニケーションをつなぐ表現ができる人材の育成をめざしています。ゼミの活動形態歴史の観点から現代を理解する力を身につけていきます誕生から現在までのマスメディアとコンテンツを考察アウトプットを重視するクリエイティブ演習フィールドワークワークショップグループワークプレゼンテーション講義①講義②ゼ ミ松永 智子 准教授田村 和人 教授大岩 直人 教授047INTERVIEW現代メディア史コンテンツ産業論ひとと違うことを考えられるようになる、ためのゼミ(2年次)ひとと違う考えをカタチにできるようになる、ためのゼミ(3、4年次) 何を学ぶ?どう学ぶ?

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