経済学部経営学部コミュニケーション学部現代法学部キャリアデザインプログラム総合教育科目ファッション・ビジネス企業の取締役クラスの方を毎回ゲストとして招き、リレー講演形式で現状と問題、各社の戦略や取り組み、今後の課題や目標などについて語っていただきます。商品を売るには、ファッションセンスという感性だけでなく、景気や流行の分析、在庫と収益の管理など、理性も駆使した総合力が求められます。少子高齢化やSDGs経営に対応すべくビジネスの変革を迫られるなか、最前線で指揮にあたっているゲストの思考プロセスを追体験してほしいと思っています。企業が我々にとって身近な存在であり、その活動がどのように我々の日常生活を支え、関わっているのかについて具体的な事例を交えながら学んでいきます。そのなかで、戦略、組織、管理、業界、業績などの経営学を学ぶうえで基本的な知識を身につけていきます。入門的な科目ですので、専門科目のような理論に重きをおくのではなく、これから経営学を学んでいく学生の皆さんが、経営学的なモノの見方を身につけられるようにすることを目標にしています。私のゼミでは、学生が自分で決めたテーマを掘り下げていきます。テーマは各人が興味があることなら何でもかまいません。近年の学生の例ですと、世界へ拡大する韓国音楽産業、聖地巡礼が街にもたらす効果、E-waste(電気電子機器廃棄物)の可能性など、多岐にわたっています。研究を通して養っていただきたいのは、経営学に関する専門知識、問題発見能力、課題を解決する力、そして論理的思考力です。研究するプロセスでは、一人ひとりの学生と課題について話し合います。そうすることでぼやけていた課題の焦点が絞られていきます。また情報へのアクセス先の紹介、資料の読み方などもアドバイスするので、なんとなくではなく深く情報を理解し思考できるようになります。個人研究の他に、ゼミ生が自主的にチームを組んで、各種ビジネスコンテストにも挑戦しています。全国の学生が参加するマイナビ主催の「課題解決プロジェクト」では、2位の成績をおさめました。このゼミを通して、課題を見つけ、解決する力を身につけ、主体的に人生を切り開いていってほしいと考えています。現場の声からファッション・ビジネスを学ぶ経営学的なモノの見方を身につける入門科目自分の力で人生を切り開く力を身につけてほしいグループワーク他ゼミとの合同活動ディベート個人研究ゼミ論集作成海外ゼミ研修講義①講義②ゼ ミゼミの活動形態北村 真琴 准教授石黒 督朗 准教授原口 恭彦 教授041INTERVIEWファッション・ビジネス論会社入門経営管理の探究を通じた社会の理解
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