東京経済大学 大学案内2024
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進路を考えていた高校生のとき、「東経大は面倒見が良い大学」という評価があることを知り、進学先として選びました。そのなかでも経済学部を選んだ理由は、経済学が世の中の実態について深く知ることができる学問だと思ったからです。授業で影響を受けたのは、データ分析に興味を持つきっかけになった    データで学ぶ経済学です。この授業で「信頼できるデータがなければ、信頼できる結論は出せない」ということを知りました。そこで、これまで自分が何の疑問も持たずに信じていたデータを検証してみると、思いの外、信頼できないデータが多いことがわかりました。黒田ゼミに所属し    ミクロ経済学とデータサイエンスについて、より実践的なデータ分析の研究をしています。最近ではフードバンク団体における分析を行い、東経大、早稲田大、法政大が参加するゼミでその結果を発表しました。将来的には、東経大で得た知識が生かせる経営コンサルタントに就くことを視野に入れています。フィールドケーススタディワーク個人研究プレゼンテーション他ゼミとの合同活動文献講読データ分析講 義ゼ ミ講 義034読み取れる?データから何がデータ分析の第一歩と位置付けている授業で、「信頼できるデータ、信頼できる調査はどのようなデータなのか」の理解から、実際に各自で収集したデータの分析までを行ってもらいます。近年、EBPM(Evidence-based policy making:「証拠に基づく政策立案」)の重要性が認知されています。信頼できるデータから導かれたエビデンスをもとに施政上の方針や企業等の意思決定が行われることで、より効果の高い政策や施策への実行に貢献できるのが、この学問の社会的意義だと思います。ミクロ経済学の理論と統計学の理論を用いてデータ分析することで、消費者や企業等が直面している課題や戦略を明らかにするゼミです。文献を読んだり、分析したことを文章化し発表しますが、その際、相手に伝わるような理論を構築することを重要視します。学生が理論を我がものとして、ミクロ経済学の視点で世の中を見られるようになることをめざしていきます。ゼミ活動を通じて専門家になるための道のりを理解し、大学院進学を経て専門家をめざす、もしくは企業で専門家に的確な指示を出すスキルを身につけることを目標としています。これからの社会はどうなる?世の中をデータから知る第一歩に理論を自分のものにして世の中の見方を変えるゼミの活動形態ミクロ経済学って?経済学部(2年) 東京・私立京華高等学校 出身さとうけいごゼ ミ安田 宏樹 准教授黒田 敏史 准教授INTERVIEWデータで学ぶ経済学ミクロ経済学とデータサイエンス佐藤 圭悟経済学部で何を学ぶ?どう学ぶ?

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