身につくチカラ身QQ日々の生活を取り巻く社会がどのような仕組みで動いているのかを明らかにし、より良い社会のあり方について考える学問です。例えば買い物といった、ふだん何気なく行っていることについても、さまざまな売り手と買い手が複雑に関わっています。「安く買いたい」人と「高く売りたい」人の思いがどう調整されるのか、そしてそのような買い手と売り手が大勢いる社会はどのくらい望まヒト・モノ・カネ・情報などの資源を活用して、組織(企業)をより良くする方法を考える学問です。ヒトは「マーケティング、消費行動、人的資源」、モノは「生産管理、在庫管理」、カネは「財務管理、簿記、マーケティング」、情報は「統計学、プログラミング論」などを表しており、さまざまな側面から組織(企業)を成功・存続させるための方法を学んでいきます。経営学を学ぶことにより、組織銀行や証券業、保険業などの金融関係はもちろん、製造業、商社、貿易、卸・小売、サービス業、行政をはじめとする公的機関、土木や建設など、幅広い分野への進路に役立ちます。経営学はさまざまな側面から組織(企業)をより良くする方法を考える学問なので、商社・貿易、IT、会計、商品開発、広告・広報など、多くの業界で力を発揮することができます。しい状態を実現できるのか。こうした問いの答えを探るために、この社会の複雑さを解きほぐして考える学問が経済学です。社会の仕組みを解明することの先には、人々がどのくらい満足し、豊かな暮らしを送れるのかを考える手がかりが見えてきます。客観的なデータを丁寧に調べて説得力のある提案をし、社会の現場で実践していくことも、経済学の重要な役割です。(企業)の仕組みや企業活動の行動原理がわかるようになり、周りを成功に導く経営のスキルを身につけることができます。「経済学」と名前が似ていますが、「経済学」は世の中全般のお金の流れ(経済活動)を学び、「経営学」は個々の組織(企業)が発展するための方法を学びます。この「組織」には、行政(自治体)やNPOなどの非営利組織、学校や病院も含まれています。社会のどんな分野に役立つ?社会のどんな分野に役立つ?社会の仕組みを解き明かし、より幸福な世の中をめざす学問企業の行動原理を理解し、経営のスキルを身につける学問BUSINESS ADMINISTRATIONECONOMICS011経済学経営学
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