日本の社会では、少子・高齢化を背景として、これまでの病院完結型の医療を地域完結型に変換するため、在宅医療への備えが急がれております。このような社会・医療の変化を踏まえ、多職種と連携し、質の高い薬学的管理を地域で提供する「かかりつけ薬局・薬剤師」に期待が高まっています。帝京平成大学薬学部では、このような医療、保健、福祉における課題に立ち向かうために必要な基礎学力はもちろんのこと、自ら判断し、未知の課題を解決できる人材の養成を目標にしています。同時に、医療職としての心構え、人への視線、社会への広い視野を育む独自の教育プランを、本学部が位置する中野地域の医療、保健、福祉とも連携して進めています。キャンパスのある中野にしっかりと根をおろし、地域から社会、地域医療から日本の医療を見晴るかす広い視野を育てたいと、私たちは考えています。029Faculty of Pharmaceutical Sciences Department of Pharmaceutical Sciences学部長メッセージAIが人の仕事を担う時代が到来しつつある。これからの世の中を、 AIは大きく変えていくだろう。けれど、薬剤師の幹とは、人の心と向きあうチカラだ。多様な仲間と共に、貪欲に知識を修得していく学修環境。心と身体に不安を抱える、地域の人たちを肌で感じる実践経験。きみの学びは、薬を通して人の心まで支えていく。ここは、そんな“未来の薬剤師”が実る場所。薬学部長亀井 美和子日本大学理工学部薬学科卒業、筑波大学大学院経営・政策科学研究科修士課程修了、修士(経営学)、博士(薬学)。昭和大学、日本大学を経て、2020年より帝京平成大学薬学部長。[薬学科]新しい地域医療をリードできる薬剤師を養成します中野キャンパス基礎知識から高度な専門科目まで学修します。さらに医療現場での実習を経て、薬剤師を目指します。豊かな知識が、実る。薬学部
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