看護学科健康栄養学科020「夏休み親子薬学教室」は、主に中野区在住の小・中学生を対象に、夏休み期間中に漢方薬の調剤体験や生薬を素材としたハーバリウムの制作などを通して、薬学への探究心を親子で育んでもらおうと企画されました。そのほか、薬研(やげん)という古来の道具を使った生薬の粉末作りや生薬標本の作成、煎じ薬の調剤、屋上の薬用植物園見学など様々な体験ができます。教員だけでなく薬学部の学生にとっても、参加者の体験をサポートすることにより、知識のアウトプットやコミュニケーション力を養う格好の場となっています。観光経営学科は、震災復興経験をもつ神戸・岡本商店街を対象としたPBL(Project Based Learning)を講義の中で実施しています。ここでは、学生が、商店街の方々やまちづくりに関わる専門家等と「現場」と「教室」で交流し、議論を重ねながら商店街の未来につながる学生目線のアウトプットを「共創」していきます。商店街の全面的な協力を得ながら地域に学ぶための「フィールドワーク」、地域の人々から学ぶ「交流セミナー」なども実施します。この経験を通して、国内外の観光地や商店街が抱える答えのない課題に向き合い、考え、構想する力を養っていきます。千葉キャンパスでは、地域に開かれた健康づくりの場として、教職員・学生と地域住民が一体となって運営する総合型地域スポーツクラブ「帝京平成スポーツアカデミー」を開設しています。授業で学んだことを活かして地域住民に健康づくりの支援をしたり、学生自ら企画・運営・指導を行うプログラムもあります。将来、教諭やスポーツ指導者など、スポーツに関わる仕事や医療現場で働くことを目指している学生にとって、コミュニケーション能力を養いながら実践で学ぶことができる貴重な場となっています。薬学への探究心を親子で育む交流から「共創」へ地域貢献と自らを磨く現場「オレンジバルーンフェスタ」は、地域でがん医療を支える医師、歯科医師、看護師、薬剤師、またケアマネジャーなどの医療・介護関係者らと本学の学生や教職員が一堂に会して開催するイベントです。2023年は、中野地域の医療・介護を体験し、この体験に基づいて6つの演題を発表する「中野医療・介護インターンシップ体験発表会」と、中野地域で活躍する5名の医療・介護関係者と会場で熱く語り合う「中野医療・介護パネルディスカッション」の2つの主要なイベントが開催されました。「東京都食育フェア」は、食育活動に取り組む団体などによる食育に関する情報の提供や、東京都産の農畜産物などの試食・販売などを行い、楽しみながら食育への関心を深めるイベントです。本学のブースは、学生が自ら食育イベントの企画・運営を行い、授業で学んだことを活かして地域住民の健康の維持・増進に貢献できる実践の場となっています。また、管理栄養士を目指す学生にとって職業意識を高められる貴重な機会にもなっています。中野区医師会とのイベント職業意識を高める貴重な機会人文社会学部薬学部観光経営学科健康医療スポーツ学部薬学部ヒューマンケア学部アウトプットの例 「岡本 顔の見えるMAP」健康メディカル学部
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