専修大学 2024 入学ガイド
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BANDAI SPIRITSプライズ事業部企画第五チーム中村 敦哉さん 111112 法律学科に進んだのは、法律とは人が生きていくうえで最も大切なものであり、社会に出るにあたって知っておくべきことだと思ったからです。でも、法曹をめざそうとは考えず、大学時代は、学科の学びと並行して、独学で描いていた絵に打ち込みつつ、常にアンテナを張ってアートをはじめとしたクリエイティブ系のトレンドにふれる期間にしようと決めていました。好きなことにひたすら集中した充実の日々でした。そのためもあって就職活動の開始は遅く、3年次の冬くらいから。何も分からないままのスタートでしたので、キャリアセンターには本当にお世話になりました。自己分析の重要さも分かり、深く自分を見つめた末、やはり好きな絵やものづくりに関わる仕事をしたいと実感。説明会で訪ねたときから好感を持ったBANDAIを第一志望に定めました。 無事にBANDAIに採用いただいた当初から開発に携わりたいと思っていました。願いが叶い、1年目から景品などの企画・開発・製造・販売を行う株式会社BANDAI SPIRITSに出向しています。所属するプライズ事業部は主にゲームセンターなどの景品を扱います。役割としてはプロデューサー。人気アニメのどのキャラクターをどういうイメージで作るか考えてデザイナーに依頼するとともにコストの計算。社内プレゼンで通れば版権を持つ出版社と交渉のうえ、原型を幾度も確認に出してから工場試作へ。製品になるまで1年はかかります。つまり1年先でも人気が廃れないものを企画しなければなりません。自分が企画した製品が市場に出て多くの方に喜ばれると、とてもうれしいですね。大学生の頃に様々なトレンドをリサーチした経験、そして版権などに関する民法の知識が今、確実に活きているのを感じます。高校時代まで小学3年生からずっと野球漬け。高校ではピッチャーとして甲子園予選へ。決勝で敗退して燃え尽き、野球は終わりにしました。大学1〜2年次法律知識を身につけようと入学した法学部で、主に民法を学びながら、絵を描き、好きなアートやカルチャー系のトレンドリサーチ。勉学以外の時間はすべて自分が大切に感じるものを突き詰めていくことに使っていました。学生時代でしかできなかった経験だと思います。大学3〜4年次ゼミで民事訴訟の判例を研究。身近な例が今も役立っています。3年次冬から各種キャリア形成支援プログラムに参加し、キャリアセンターに相談も。入社1年目株式会社BANDAI SPIRITSに出向配属。毎月10種あまりの企画を提出し、企画職の難しさを感じました。入社2〜3年目徐々に企画も通るようになり、自分で考えた製品をプロデュースできるように。毎日の仕事ががぜん楽しくなりました。入社4年目チームの売上管理も任され、好きなキャラクターや推したいキャラクター商品を企画したり、会いたい方に会ったり。時間にも縛られず自由に仕事をしています。 高校時代に応援部に所属したのが、今の私のあり方のはじまりのように思います。様々な大会やイベントで、応援する立場の大切さを知りました。高校の政治・経済の授業で需要と供給を数値化できることを知り、自分たちの暮らしと社会とを密接に関係づける学問としてもっと学びたいと考えて、専修大学の経営学科へ。学科では会計論や広告論、流通論など、どれも自分たちの生活に結びつけて理解することができました。ゼミで商店会とコラボして活性化策を企画し、ビジネスコンテストでプレゼンしたのもよい経験です。そうした積み重ねが、ものや情報を通して、働く人たちを手助けしたいという思いにつながりました。目標に向けて、キャリアセンターはフルに活用しました。グループディスカッションや個別相談でも本当にお世話になりました。 興味がある業界に広くエントリーし、無事、第一志望のキングジムに内定。厚形ファイルやラベル印刷機で有名ですが、同時に、デスクまわりに置く便利な小物を企画開発している企業です。とても自由な社風で、新卒1年目でも、人に役立つと思える商品を企画提案できます。働く人々の手助けという私の希望にぴったりの会社でした。入社後2年間は営業職として地方勤務でした。代理店や文具店のサポートには、学科で学んだマーケティングや流通論が活かせました。今は入社時から希望していた広報を担当しています。各メディアに日々、新製品の情報を提供し、テレビ取材などに対応するとともにSNSの管理もしています。自分の裁量で動ける部分も多く、楽しい仕事です。ユニークな自社製品を広め、役立たせてもらえるように。学科の学びをベースにこれからも経験を重ね、製品を通して多くの方の仕事や学業を応援していければと思っています。高校時代学ランを着た女性の先輩に憧れ、伝統ある応援団に所属。野球では甲子園予選、各種スポーツ大会や始業式、地域の祭などで応援を披露。トレーニングは厳しかったですが、応援がもたらす力を知りました。人をサポートしたいという思いがこの経験から生まれました。今も大型の取材や見本市の際には応援団での経験が活かされています。大学2年次マーケティングや流通、情報などの科目に興味を持ち、簿記の面白さにも目覚めて、日商簿記3級を取得。農業系インカレサークルの就農体験で収穫したブドウを学園祭で販売も。大学3年次ゼミでは地域活性化をテーマに商店会に食べ歩き企画を提案し、ビジネスコンテストでもプレゼン。入社1〜2年目本社での研修の後、名古屋に配属されて初めての一人暮らし。営業職として代理店や文具店のサポートを経験しました。入社3年目から希望していた広報室に配属。テレビや雑誌、新聞などのメディア対応や、ホームページ管理、SNS発信などを行っています。2019年 法学部法律学科卒業千葉・専修大学松戸高校出身2016年 経営学部経営学科卒業埼玉・不動岡高校出身株式会社キングジム広報室 リーダー松永 南美さん 株式会社キャラクター商品の企画に法の知識が活かせます仕事や学業に便利な製品の良さを広く発信していますMY HISTORYMY HISTORY卒業生たち次にはどんなトレンドが?敏感にキャッチする毎日です役立つ"もの"を通して働く人々を応援し続けたいOB・OG INTE RVIEW好きを仕事につなげた

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