専修大学 2024 入学ガイド
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・(公社)日本地理学会「GIS学術士」 「地理情報システム実習」など・(公社)日本地理学会「地域調査士」 「野外調査法1」など・国家資格「測量士補」 2地形・気候・植生・地図・農村・都市・歴史地理・人口・地誌と、専任教員の専門分野は、地理学の広い研究領域をカバー。それぞれに実習科目があり、地理学全般をバランスよく、立体的に学べます。1234年間のSTEP経済学部法学部経営学部商学部文学部人間科学部国際コミュニケーション学部ネットワーク情報学部7576・中学校教諭一種免許状(社会) ・高等学校教諭一種免許状(地理歴史、公民) ・司書 ・司書教諭 ・学校司書 ・学芸員 ・測量士補 ・GIS学術士 ・地域調査士「測量学実習」など入学後、「環境地理学概論及び調査法」というオムニバス形式の講義で、専任教員全員からそれぞれの専門領域について学びます。これにより、大学での学びの見取り図ができ、ゼミナールや研究テーマを選ぶ際に役立ちます。観測、観察を中心としたフィールドワークとそこから得られるデータを重視し、地域や環境の実態に迫ることが環境地理学科の特徴です。初年次からフィールドワークの技法や文献の活用法を、2年次以降は野外調査や収集データの分析などを実践的に学びます。客観的な視点で考える力を養い、人と社会や自然との関わりを体験的に理解します。1学年を追うごとに少人数化し、一人ひとりの個性や将来の希望に沿った密度の濃い教育を実現しています。特に、実習など教員との対話によるきめ細かな指導が必要な科目では、その成果を実感できます。3・4年次には、9つあるゼミナールからいずれかを履修。各ゼミ10名前後を対象に、調査・分析、発表・討論、本文・図表作成など、卒論に向けて指導が行われます。幼い頃から植生観察や街歩きが好きでした。高校では地形や環境と日本の歴史との関係にも興味が増して、人文地理と自然地理の両方を学べるこの学科へ。地理学専門の先生方から教わる内容は本当に楽しく、都市と地形の結びつきや、気候と植生の関連など知るにつれ、地理学の世界が大いに広がりました。キャンパス周辺はフィールドワークにも最適。測量、植生調査などの大切さも実感しました。「社会環境学」で知った人口地理学の考え方も都市の将来を考えるうえで重要です。卒業後は地元公務員として、この学びを防災や地域活性化に活かすのが目標です。環境地理学概論及び調査法専門入門ゼミナール[1年次]登戸駅周辺の土地利用調査や、生田緑地に古環境や地形発達の痕跡を探るなど、大学周辺の地形の特徴を確認します。野外調査法1・2[1:2年次 2:3・4年次]クラスに分かれ、対象地を選び地域調査。調査テーマを立て、1では夏期に現地で合宿調査を、2ではさらに長い期間の現地調査を行い実践力を身につけます。ゼミナール[3・4年次]ゼミごとに、機材の使い方、取材対象者へのアポイントメントの取り方、観察・聞き取り・記録の仕方を学び研究能力を培います。卒業論文[4年次]テーマに適したフィールドを選び、観測や聞き取りを継続的に行い、分析・考察し論文にまとめます。情報を収集し分析することを通じて、課題を正しくとらえ、解決する力を養成フィールドワーク実施例環境地理学科2年片山 雄介さん 東京・正則高校出身学びのPOINT学びのPOINT学びのPOINTINTERVIEWCLOSE UP等高線を見て古い地形を復元するなど、何色ものペンを使い分けるように。野外調査では神奈川県山間部の過疎地の状況を調べました。生田キャンパスCHECK資格と関連科目取得可能な資格P107 教職課程等P121 資格・採用試験様々な要因が絡んだ環境や地域の問題に対して、地理学では現状を調査・理解し、多様な専門知識を組み合わせて考えを深めます。本学科では、その手法を修得できるよう、異常気象や森林破壊、自然災害、文化景観の保全など、地域や環境をめぐる様々な課題に取り組み、人文地理学と自然地理学をベースにバランスよく学べるカリキュラムを設置しています。特に、フィールドワークを重視しており、自らフィールドを歩き、観察し、人々の話を聴くことで問題への理解を深め解決策を探ります。こうして培った分析力や思考力は、社会のあらゆる課題解決において有効なアプローチとなるはずです。かけがえのない地球で生きるために現場の声に耳を傾け課題を見極める1年次フィールドワークの技法や、文献の活用法などを学ぶフィールドワークを支えるGIS(地理情報システム)に関する科目をはじめ、所定の科目の修得など要件を満たすことで取得できる資格があります。GIS学術士など資格取得が可能2年次野外調査や、収集データの分析など、実践的に学ぶ3年次少人数のゼミで興味に基づいた研究を深める4年次卒業論文で研究の成果をまとめる少人数だからより効果的地理学を広く立体的に学べる環境地理学の全体像を知ることで学びへの関心が高まる客観的に考える力を磨く充実のフィールドワーク自ら問題を解決する力をつける9つのゼミナール学んだ知識を地元の環境政策に活かしたい環境地理学科環境地理学科

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