専修大学 2024 入学ガイド
37/94

2思想のトレンドにこたえるために多彩な科目を設置しています。「生命の哲学」「ことばの哲学」など現代的な課題をカバーするとともに、宗教学や日本思想など、幅広い領域を深く学ぶことができます。●「確率論について」●「アリストテレス『弁論術』における、怒りを中心とした感情についての考察」●「自由に行動できるか」 ●「絵画表現におけるイメージの形成」 ● 「『よだかの星』は何を伝えるのか」4年間のSTEP1年次専門入門ゼミなどで哲学の学び方を身につける2・3年次興味ある分野を選択して、専門ゼミで哲学の思考の手法を修得しながら研究を深める1231経済学部法学部経営学部商学部文学部人間科学部国際コミュニケーション学部ネットワーク情報学部「日本の伝統芸能」など、芸術思想を専門とする専任教員による科目を開講。さらに美術や音楽、ダンス・舞踊、映画、演劇やサブカルチャーなどの現代アートまで、芸術を学ぶ科目が充実しています。「なぜ美術や音楽を美しいと感じるのか」といった人間の価値観への問いに、具体的な文化から考えます。関連科目関連科目7172・中学校教諭一種免許状(社会) ・高等学校教諭一種免許状(地理歴史、公民) ・司書 ・司書教諭 ・学校司書 ・学芸員1年次の必修科目である「哲学の手ほどき」では、哲学科の教員全員が交替でそれぞれの研究分野について分かりやすく解説。哲学科で何が学べるか、自分の興味がどこにあるかを確かめることができます。また、哲学の基本をしっかり身につける「哲学概論1・2」「倫理学概論1・2」「西洋哲学史」「日本思想史1・2」などの科目を1・2年次に開講。哲学という学問の全体像を把握します。1年次の「専門入門ゼミナール」では、大学で学ぶ方法のトレーニングやディスカッションを通して、哲学の基本となる思考方法を修得。また、自分の考えを言葉で表し、相手に伝える訓練をします。2年次からは専門ゼミナールがスタートし、4年次の卒業論文に向けて研究を進めます。意欲さえあれば複数のゼミの履修も可能です。アドバイザー制度で不安を解消初めて大学生活を送る新入生が戸惑いがちな、学修方法や、授業・単位の取り方などについて先輩が丁寧に教えてくれます。※ 倫理学が前提としている様々なことについて一歩下がって問い直していく。学びのPOINT何気ないことにも疑問を持ち、とことん考えることが好きで、学問的に深めてみようと哲学科で学んでいます。研究テーマは現在の社会構造の中で、倫理学の果たす役割について。今ある善悪を「それって本当?」と、根底から考えるメタ倫理学※でアプローチ中です。自分の立場にとらわれず、異なる視点から問題を照らす思索を繰り返し、当たり前だと思っていた価値観が大きく変わった気がします。性の多様化など複雑化する世界を生きる一員として、こうした視点の切替えは、さらに重要性を増すでしょう。4年間では学び足りないので、大学院に進みます。流行や目先の便利さにとらわれない本質を見る力を修得哲学科3年野呂 理匠さん 青森・弘前中央高校出身所属ゼミナール学びのPOINT学びのPOINTINTERVIEWCLOSE UP授業のノートとは別に、先生の言葉から次々に発展させて考えをメモする時間が、とても楽しい。「音楽論」「映像文化論」「パフォーマンス論」など「科学哲学」「倫理の哲学」「ポップカルチャー論」など「倫理学と現代社会」生田キャンパスCHECK関心・興味にしたがって自由にテーマを設定する卒論。多彩で個性的な論文が生まれています。取得可能な資格P107 教職課程等P121 資格・採用試験世の中のすべての事象を取り上げて、社会や人間を根源的に理解することが、哲学科のめざすところです。そのため本学科では西洋やインド、中国、日本などの各地の哲学、さらに芸術や宗教など文化一般について、広く深く学べるカリキュラムを用意。「こんなことも哲学になるのか」という驚きとともに、自分の学びたい分野が見つかります。哲学は高校まではなかった学問ですが、本学科ではまず哲学の手ほどきから始めるので、身近に感じることができます。また、ゼミナールで鍛えられる思考の方法とコミュニケーション能力は、社会に出たときの力強い味方になるはずです。芸術も思想トレンドも多彩なテーマを縦横無尽に学ぶ人間や世界について理解を豊かにする、幅広い分野の授業を開講。また、必修科目が少なく、時間割を自由に組みやすいので、文学部の他学科の科目も受講して勉強の幅を広げることもできます。「なぜ」を問うと新発想が生まれる常識を疑うことから社会が変わる卒業論文のテーマ十人十色に考察する卒業論文4年次卒業論文で研究の成果をまとめる魅力が分かる、興味が高まる哲学の世界へ丁寧に入門哲学の思考法を鍛える早期からのゼミナールその常識、見方を変えれば非常識かも芸術から人間を理解する現代的な課題に迫る哲学科哲学科

元のページ  ../index.html#37

このブックを見る