専修大学 2024 入学ガイド
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3実技指導でつくる楽しみを知る芸術系大学のように「文藝創作」の授業や「書道」の実技指導があるのも本学科の特徴。小説家や書家である教員から直接指導を受け、自ら作品を創作する楽しみを味わいながら、文学や文化がつくられる過程を体験的に学びます。書道科目は高校の教員免許の取得にも活かせます。関連科目2メディアの役割や方法を理解する作品の作り手・受け手には、それを媒介するメディアが必要です。例えば文学作品であれば、書物の編集・出版がその代表です。長年編集者として活躍した教員による講義など、経験に基づく実際の編集を学ぶこともできます。関連科目1幅広いジャンルを対象に読み解く様々な時代やジャンルの文学・文化を研究対象に、その魅力や意義を探究する授業が豊富。文学作品をどう読み、どう解釈するか、多様な日本文化をどう理解するかを考えます。例えば、「ビジュアル文化論」ではスタジオジブリ作品を研究材料に、映像資料や素材を豊富に活用して、文化に対する視点を養います。関連科目4年間のSTEP1年次入門ゼミで日本の文学と文化にふれる2・3年次専門ゼミで文学の読解、編集、創作などについて知識を深める経済学部法学部経営学部商学部文学部人間科学部国際コミュニケーション学部ネットワーク情報学部6768・中学校教諭一種免許状(国語) ・高等学校教諭一種免許状(国語、書道) ・司書 ・司書教諭 ・学校司書 ・学芸員雑誌『SHOW』を、出版・編集学の実践として川上ゼミで製作例えば書道の松尾ゼミによる墨工房の見学など、ゼミごとに企画日本語日本文学文化学会開催の講演会や研究誌にふれる機会も文学と文化を「読み解く」「伝える」「つくる」という側面を網羅する、多彩な科目を用意。視野を広げ、自分の興味のありかが分かります。「日本文学講義」「日本文学研究」など中学生の頃から舞妓さんに憧れ、日本の伝統・古典文化を広く研究できるゼミに入りました。卒業論文は、芸妓や舞妓が暮らす「花街」がテーマ。衰退が進み、着物や帯、しきたりなど有形・無形的文化が共に失われる可能性があります。調べてみると、京都では伝統を守る一方で、広く一見さんも受け入れ、女性客にもお座敷遊びを楽しんでもらい、生き残りを模索する花街がありました。遺すべき文化とは? 伝承するために変わるべきあり方とは? 自分なりの考えをまとめます。日本文化を海外に伝えることも、将来の目標のひとつになりました。2年次から始まる少人数で学ぶゼミナールは、考え方を深め、発表力を磨く場です。仲間と意見を交わすことで、視野も広がります。例えばアニメーション批評と制作を体験できるゼミナールなど、広い関心にこたえる個性的なゼミナールがそろっています。「文藝創作」「書道」など出版に興味があるプロの現場を見る研究者の学会に参加日本独自の文学や文化を理解し、創作し、発信できる人材を養成日本文学文化学科4年赤穂 珠希さん 東京・田無高校出身所属ゼミナール学びのPOINT学びのPOINTINTERVIEWCLOSE UP小学6年生から日本舞踊を習っていることも、伝統を守っていきたいと思うきっかけになりました。「出版文化論」「演劇研究」など学びのPOINT「日中比較文化論、 日本の古典文化」生田キャンパスCHECK興味を突きつめたり、体験から学んだり、個性豊かな学びの機会を用意しています。取得可能な資格P107 教職課程等P121 資格・採用試験日本文学文化学科では、文学、映画、演劇、アニメーションなどを含む表現文化全般を研究対象に、柔軟に選択できるカリキュラムを編成しており、熱中できるテーマに出会えます。また、現役作家(小説・書道)による創作指導、出版社出身の教員による編集指導などユニークで実践的な授業も展開。作品の「読解」だけでなく、「創作」「発信」にも重点をおいて学べることが、本学科の特徴です。表現文化の豊かさにふれる多彩に活躍する専門家が指導本学科では、研究者はもとより、作家、編集者、書家、演劇評論家など、13名の多彩な専任教員が指導。そのため、従来の研究領域である上代文学から近現代文学、 中国文学、書道をはじめ、文藝創作、出版・編集 、アニメやマンガ、演劇、インターネットまで、幅広い視野から日本文学と文化を学べます。受け身の学びにとどまらない表現の3つの側面を網羅社会の多様性も人間の可能性も表現文化の力で豊かにしていくそれぞれの興味関心を深める体験4年次研究テーマを卒業論文・作品に結実させる読解する発信する令和という時代の「花街」のあり方発信する力を高める少人数のゼミナール創作する123日本文学文化学科日本文学文化学科

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