成蹊大学 GUIDEBOOK 2026
3/50

とうりこみち収容定員増加の認可申請中(2025年5月現在)。※2026年4月開設予定。内容等は変更になる場合があります。SEIKEI UNIVERSITYみち1906明治391912明治451914大正31915大正41917大正61924大正131925大正141947昭和221948昭和231949昭和241962昭和371965昭和401968昭和431981昭和561993平成51999平成112003平成15武蔵野市との連携により開設された「武蔵野地域自由大学」に参加2004平成162005平成172006平成182009平成21400m競技場・ラグビー場改修(「けやきグラウンド」と命名)2010平成22「成蹊教養カリキュラム」導入成蹊大学 情報センター設置(学園情報センターを改組)2012平成242014平成26成蹊大学 ボランティア支援センター設置2020令和22022令和42018平成302026令和8深く問い、深く考え、そして広く学ぶ。社会や世界の課題を解決するために、自ら主体的に学ぶ力を身に付ける。これこそが、成蹊が創立以来、大切にしてきた教育です。特設サイトでは、成蹊教育の特徴と、ブランドムービーをご覧いただけます。特設サイトはこちらからスローガン成蹊の名は、故事「桃李不言下自成蹊」に由来しています。桃や李(すもも)は、ものを言うわけではないが、美しい花を咲かせ、豊かな果実を実らせるため、その木の下には自然と人が集まり、そこに蹊(こみち)ができる。桃・李は人徳のある人のたとえで、優れた人格を備えた人のまわりには、その人を慕って自然と人が集うことを表しています。中村は、東京帝国大学文科大学在学中に曹洞宗第一中学林の講師を務め、教育に携わることへの喜びを感じ、大学卒業後に教育者となる道を選びました。また一方で、当時の詰め込み教育や個性を無視した画一教育に疑問を感じ、「社会に貢献する人間を育てよう。知識を身につけるだけでなく、人格的にも優れた人間を育てたい」─そのためには生徒一人ひとりの個性を引き出し、自ら進んで学ぼうとする人間を育てるべきであると考えました。この理想の教育を実践するため、親友であった今村繁三、岩崎小弥太の支援を受け、学生塾・成蹊園、そして成蹊実務学校を創立したのです。この中村の思いは100年の時を超え、今も受け継がれています。今村 繁三岩崎 小弥太成蹊大学は、1912(明治45)年に創立された成蹊実務学校を源流としています。成蹊実務学校は教育者中村春二により創立され、後の1925(大正14)年に創設された旧制高等学校(七年制)が、戦後の学制改革で現在の成蹊大学となり、高等教育機関としての姿を確立しました。個性を尊重し生徒一人ひとりと向き合って教育を行った中村の教育理念と、大学の前身となる旧制高等学校のリベラルな学風を受け継ぎ、成蹊大学は6学部と大学院を擁する総合大学に発展しました。 ―この問いには次のように答えましょう。職業生活につく前の青春期の一時期に、多様なものの考え方に触れ、知的なトレーニングを積むことによって、その後の長い人生を知的に生きるための礎を得ることができるからです、と。大学4年間を、知的に充実したものとして過ごせる場として、成蹊大学はみなさんをお待ちしています。4月にキャンパスでお会いしましょう!中村には2人の親友がいました。今村繁三と岩崎小弥太です。3人は高等師範学校附属学校尋常中学科在学中に出会い、今村と岩崎は中村が理想とする教育の実現を物心両面で支え続けました。今村は中学卒業後、イギリスのリース校に入学。その後、ケンブリッジ大学に進み、帰国後25歳で今村銀行の頭取に就任しました。社会事業、とりわけ育英事業の必要性を感じていた今村は、中村の教育理念に共鳴し、学生塾・成蹊園の経済的基盤をつくりました。岩崎は三菱の二代目社長・岩崎弥之助の長男として生まれ、第一高等学校から東京帝国大学に進んだ後、ケンブリッジ大学に留学。国家繁栄の基礎は教育にあると感じた岩崎は、帰国後に三菱合資会社の副社長、社長を歴任する一方で、成蹊学園の教育事業に参画しました。2人は、長年にわたり成蹊教育の発展に寄与し続けました。成蹊の名の由来「個性の尊重」「品性の陶冶」「勤労の実践」建学の精神学長メッセージ大学で学ぶのは何のため?「積み重ねた問いが、君の蹊をつくる。」成蹊大学 高等教育開発・支援センター設置(情報センターを改組) 02SEIKEI UNIVERSITY創立者中村春二と教育理念 中村春二の教育を支え続けた2人の親友03学生塾・成蹊園開塾(命名は翌年)成蹊実務学校を池袋の地に創立成蹊中学校開校成蹊小学校開校成蹊実業専門学校・成蹊女学校開校校地を池袋から吉祥寺に移転成蹊高等学校(旧制・七年制)開校成蹊中学校(新制)開校成蹊高等学校(新制)開校工学部開設文学部開設経済学部・法学部開設(政治経済学部を改組)成蹊大学 アジア太平洋研究センター設置成蹊大学 情報処理センター設置 成蹊大学 国際交流センター設置 成蹊大学開学50周年学園情報センター設置(2002年大学情報処理センターを統合)成蹊学園 国際教育センター設置(大学国際交流センターを改組) 理工学部開設(工学部を改組)情報図書館開館成蹊学園創立100周年成蹊学園 サステナビリティ教育研究センター設置経済学部・経営学部開設(経済学部を改組)成蹊大学 Society 5.0研究所設置理工学部理工学科開設(1学科5専攻へ改組)国際共創学部※開設予定(1学科2専攻)成蹊大学開学(政治経済学部開設)もり・ゆういち森 雄一東京大学大学院人文科学研究科博士課程(国語国文学専攻)退学。専門分野は日本語学、認知言語学、レトリック論。成蹊大学文学部長・大学院文学研究科長を経て、2022年4月学長に就任。中村 春二桃李不言下自成蹊桃李ものいはざれども、下おのづから蹊を成す。学長 森 雄一受け継がれる伝統と理念History成蹊大学の歴史

元のページ  ../index.html#3

このブックを見る