産業能率大学 GUIDEBOOK 2026
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□年次□年次□年次SANNO University 2026SANNO University 2026006007入学前経営学部 教授 市川さんの4年間の歩み自ら考案するほど好きなボードゲームのファン拡大を目指して高校時代に起業を計画。実現に必要な知見を得るために大学でマーケティングを学ぼうと決意。グループワークを通じて他者と知恵を出し合い協働してこそ成果を最大化できると実感。周囲とWin-Winの関係を築き、巻き込んで物事を進めるようになる。やりたいことを社会で実現するために何が必要か、気づかせてくれたのがSANNOの学びや環境でした。そのひとつが、他の学生と課題に取り組むグループワークです。知恵を出し合ってこそ、より良い成果物を生み出せる。自分にできること・できないことを明確にすることが、協働するうえで欠かせない。こうした気づきがあり、“なんでも自分でやりたい”から、“周囲を巻き込んで物事を進める”重要性を学びました。一方で、実社会の厳しさを味わったのがゼミ活動でした。ゼミでは、地方で開催される芸術祭のプロモーション活動に携わることになりました。協賛を得るために企業約30社と交渉したものの、契約に至ったのは1社でした。この体験から相手の視点で考えることの大切さを学びました。大学の学びを通して、多様な価値観を持つ仲間と切磋琢磨し、対人スキルを磨くことができました。ここでの体験は、実社会で必ず活きると確信しています。ゼミで地方創生をテーマに国際芸術祭のプロモーション活動を経験。メディアとの交渉を通じて社会の厳しさを痛感し、相手の立場から考える大切さを学ぶ。市川さんの強みは、人懐っこい笑顔で周囲を巻き込みながら目標に向かって突き進む行動力です。2年次の頃、私の研究室を訪ねてきて「ボードゲームカフェを創りたいんです。どのような手順で準備を進めていけばいいか教えてください」と迫ってきました。突然飛び込んできた市川さんは「勢いのある学生」という印象でした。ただ、その後の動きは学生ではなく、起業家そのものでした。資金調達、物件選定、スタッフの確保、SNSを中心としたプロモーションなど、「わからないことは人に聞いてみる」という姿勢でひとつひとつ課題をクリアし、半年あまりでオープンにこぎつけました。ボードゲームの開発も手掛け、ゲーム制作を行う事業者から一般発売の誘いを受けるなど、自身の「好き」をカタチにしていきました。社会人になっても「弱みは誰かに補ってもらえばいい」と割り切り、自身の強みだけに注目して突っ走ってほしいと思います。「ボードゲームカフェ」を起業し、在学中に黒字化を達成。就職活動では、面接時に学生が楽しめる未来の「遊び場」を提案。意中の企業から内定を得る。市川 皓也杉田 一真わたしの成長ストーリー経営学部 4年東京都立豊多摩高等学校出身内定先:株式会社バンダイナムコアミューズメントラボ市川さんの強みは人懐っこい笑顔と目標に向かって突き進む行動力です。社会で生きていくうえで大切なことを学びました自分にワクワクする4年間わたしの成長ストーリー□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

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