経営学部マーケティング学科□□□□□□□□□□□□□□SANNO University 2026SANNO University 2026□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□松尾ゼミの□□□□□□□■インサイト調査■潜在ニーズ発掘■ディベート形式で行う業界研究■企業連携プロジェクト(朝日放送テレビ株式会社)■地域連携プロジェクト(宮城県石巻市・徳島県阿南市)学びの有効性に手応えを感じたゼミ活動のひとつが「離島創生プロジェクト」でした。徳島県阿南市の伊島という離島を題材に地域振興策の企画に取り組みました。人口減少が進み、基幹産業である漁業が衰退するなど、そこにあったのは日本における典型的な有人離島の現実でした。チームで島民へのヒアリング調査を行い、外部環境などの分析を進めました。そこで企画したのが「伊島クルー」の募集という施策です。阿南市に住む若者たちに離島生活を体験しながら島民と交流を重ね、ともに課題解決のアクションを起こしてもらう仕組みを作るという案です。人と人のつながりをもとに、地域社会や産業の好循環を生み出すことが狙いでした。企画を考えるうえで考慮したのは、島民と若手の間にwin-winの関係を築くことでした。ゼミ活動を通じて身についたのは、深層心理を把握するスキルに加えて、プロジェクトを円滑に進めるための合意形成力です。この案が内閣府主催の「地方創生★政策アイデアコンテスト2024」で評価され、最優秀賞にあたる地方創生担当大臣賞を獲得することができました。小々馬ゼミの□□□□□□□■ミライ・マーケティング研究会(パートナー企業と共催)■小学生向け学びイベント(日テレ共創ラボと連携)■Z世代向け商品開発(サンキューマートと連携)■デジタルサイネージの広告展開(ファミリーマートと連携)■乳製品の販売促進(明治乳業と連携)幅広い業界について学び、さまざまな企業と連携できることが小々馬ゼミを選ぶ決め手になりました。ゼミに所属した2年次後期から数々の企業とプロジェクトが始まりました。企業と連携する中で感じたのは、Z世代の価値観や消費行動に対する関心の高さです。意見やアイデアを求められる機会が多く、期待に応え続けることで少しずつ自信が湧いてきました。そのひとつが、サンキューマートと行った「Z世代向け商品開発」でした。お題は、学生の来店数アップにつながるアイデアを創出することでした。Z世代が欲しいアイテムを探るため、学内外でアンケートやヒアリング調査を実施しました。そして、「証明写真の自分の顔は見せたくない」「指で隠して提示している」といった声をもとに、「顔隠し学生証ケース」を提案しました。私たちが考案したこの商品は、2024年7月から発売され、中・高校生にも人気が出たことで売り切れが続出したそうです。取り組みがカタチとなり、結果も出る。そこに小々馬ゼミの魅力があると思います。現在は、就職活動の第一歩としてプロジェクトで名刺を交換した企業を中心に就職活動を進めています。046047衝動買いをしてしまう。じっくり吟味しても買わない。人の購買行動の多くは意識せずに行われます。自分でも予期しない行動をとり、合理的な選択をするとは限りません。消費者の心理分析や潜在ニーズを明らかにするインサイトの調査結果を活かし、企業や地域と連携するプロジェクトに取り組みます。人口減少が進み、SNSがコミュニケーションの手段となった今、旧来のマーケティングアプローチで価値を創造することが難しくなっています。未来を支えるZ世代やアルファ世代の価値観や消費行動を研究し、幸せな社会を実現するマーケティングがいかに進化するべきかを探究します。4年沼津高等学校出身河前 太樹静岡県沼津市立3年横須賀学院高等学校出身松村 志乃神奈川県私立地域振興プロジェクトを通じて、多くの関係者と協働し合意形成ができるようになりました。意見やアイデアを求める企業の期待に応えることで将来に向けての自信がつきました。消費者の購買行動におけるインサイト(深層心理)に迫り、真のニーズを発掘する若者の価値観や消費行動を研究し幸せな社会を実現するマーケティングの未来像を描く松尾ゼミ小々馬ゼミ
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