036GRADUATE’S VOICE 将来、企業で働く上で必要な法的知識とグローバルな視点を獲得すべく、法学部国際ビジネス法学科に入学しました。座学だけでなく、実践的な学びができることも魅力でした。中でもゼミでの活動は強く印象に残っており、高齢化や人口減少により集客に悩む商店街の活性化に取り組みました。データを見ているだけでは何も始まらず、住民の方々と対話することで、初めて解決すべき課題が見えてきます。実際に街に足を運び、良好な人間関係を築き、共に目標を設定し、筋道を立てて行動していく。その経験は、社会であらゆる問題に対峙する際にも大いに生かされていると感じます。 日本のため、世界のために働きたいという思いから、日本を代表するグローバル企業であるトヨタ自動車へ入社。現在は、全国の販売店のスタッフがより働きやすく、効率的に仕事ができるように、改善を行っています。全国各地の販売店を巡る日々が続いていますが、トヨタの基本姿勢であり、私自身もゼミを通じて重要性を実感した「現地現物」の考え方を心に留めながら、課題解決に取り組んでいきたいと考えています。Read More部活動に所属し2年間主務を務めました。体育会本部の常任委員としても活動し、1年次対象のフレッシャーズキャンプや、各部の主将・幹部候補が集うリーダースキャンプなどを主催。学部の枠を越えて信頼できる仲間をたくさん作ることができ、有意義な時間を過ごすことができました。大学時代に農業に取り組んでいたこともあり、トヨタが行う農業事業に携わりたいと考えています。そのためにまずはトヨタ生産方式やトヨタの改善を習得し、自分の武器にしたいです。また、日々の業務の中で、一企業だけでは解決が難しい問題と対峙することもあり、政治の世界にも関心を寄せています。課外活動には取り組んでいましたか?就職活動はどのように進めましたか?トヨタグループの会社をはじめ、金融機関や商社、ゼネコンなどの業界も視野に入れていました。広く社会に貢献できる会社であること、一緒に働く方々が尊敬できる会社であることを軸に志望企業を絞り込み、10社ほどにエントリー。キャリアセンターで卒業生の連絡先を調べ、卒業生訪問(OB・OG訪問)も行いました。今後のキャリアについて教えてください。トヨタ自動車株式会社神谷 一慶 法学部 国際ビジネス法学科 2022年卒業ゼミを通じて強く感じた「現場主義」の考え方を生かして社会の課題解決に取り組みたい
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