立教大学 CAMPUS GUIDE 2024
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STUDENT’S VOICERead MoreRead More035就職活動体験談▶キャリア形成の第一歩を踏み出した先輩による就職活動体験談を紹介しています。株式会社オリエンタルランド内定坂井 ののか 文学部 教育学科 4年次 神奈川県 川和高等学校 人の精神的な成長やリーダーシップ論を切り口に「人間」について考えてみたいと思い、教育学科に進学。4年間で得たのは、人間の多様性を受け入れる姿勢です。しょうがいのある子どもやその家庭の状況などを学び、立場や置かれた環境の違いを改めて実感しました。「違い」を悲観的に捉えるのではなく、知ること・受け入れることの大切さに気づけたと思います。さらに、学生同士で共に考えを深める哲学対話を経験し、人間の多様さを身をもって感じました。「怒り」「恋愛」「私たちはなぜ生きているのか」など、さまざまなテーマで意見を交わすことで、一人ひとりの違いが魅力に見え、自分に対しても肯定的になれました。 また、課外活動にも力を入れており、ジャパン・プロフェッショナル・バスケットボールリーグのチアリーダーとして2年間活動しました。自分のパフォーマンスで観客の心を動かせることに喜びを感じ、卒業後はエンターテインメント業界に携わりたいと強く思うようになりました。就職活動でも、人に喜びを提供できるエンターテインメント系の企業を中心にエントリーしました。就職活動に関する情報はたくさん見聞きしましたが、内定を得るのが目的のように感じられるテクニックには違和感を覚え、自分らしさを貫くことを意識しました。人や企業、社会は多様なものだという認識があったからこそ、「就職活動はこうあるべき」という思いから脱却でき、キャリアに対する考え方もより主体的かつ柔軟に変化したと思います。 私は、エンターテインメントは世の中に活力を与え、平和に貢献するものだと信じています。そのため、多くの人が驚きと感動を味わえる場を作っていくことが現在の目標です。学科の学びをとおして身につけた姿勢や、チアリーダーの活動で得たエンターテインメントへの熱い思いは、きっと大いに役立つはずです。株式会社ブリヂストン内定西中 新 コミュニティ福祉学部 スポーツウエルネス学科 4年次 神奈川県 森村学園高等部 3歳からサッカーに取り組んできた経験を生かして、ウエルネスな社会の実現に貢献したいと思い、スポーツウエルネス学科へ。ゼミではスポーツを通じた社会学を研究し、海外の事例と比較しながら日本のスポーツマネジメントの最適解を探っていきました。特に興味を持ったのが、スポーツを核とする街づくり戦略「スマート・べニュー」です。人口減少などの諸課題に対して、スポーツやスタジアムがどのような役割を果たすことができるのか、インタビュー調査を行いつつ、考察を深めていきました。研究を進めるうちに、安全安心な交通インフラの整備が人々のウエルネス向上につながると考え、モビリティ関連の企業に関心を持つようになりました。 3年次の夏から卒業生訪問(OB・OG訪問)を行い、働くことへのイメージを醸成していきました。インターンシップや面接にも臨みましたが、当たり障りのない内容を言っている自分に釈然としない気持ちでした。ある時卒業生の方に「自分の本質を見失わないように」と言われ、周囲からどう見られるかを気にして就職活動を行っていたことに気づきます。そこでもう一度、自分の個性と向き合い、将来どうありたいか、そのために選考で何を伝えるべきかを考えました。ちょうど同じころにブリヂストンと出合い、「この会社こそ自分が描きたい未来を実現できる場所だ」と直感。理念や社員の方の姿勢にも強く引かれ、選考に進みました。 入社後は、モビリティソリューション分野のスペシャリストになることを目標に、一つひとつの仕事に取り組んでいきます。最初は右も左も分からないと思いますが、負けず嫌いの私にとっては、その状況が楽しみでもあります。最大の敵である自分に決して負けず、周囲からの期待に応えられる力を培っていきたいです。キャリアは自由に、柔軟に多様性への理解から得た自分らしい就職活動自分の本質や未来の姿を突き詰めて考える就職活動はそのきっかけにすぎない

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