立教大学 CAMPUS GUIDE 2024
30/188

030GL101の授業の流れメンバーで話し合い、「成果を出すチーム」になるための目標・ルールを設定トを経て協力的な関係が構築でき、彼らとは今でも連絡を取り合う仲です。小池:英語開講のGL111(リーダーシップ入門)は外国人留学生も履修しており、チーム運営が本当に大変でした。時間の感覚も違うし、明確に言葉にしないと全く伝わらない。ただ、留学生の中には社会人経験者もおり、経験や国籍の相違による考え方の違いから生まれるアイデアもありました。矢作:グループワークでは個々の違いが生きてきますね。GLPをとおして多様性を受けとめられるようになったのが、私の一番の収穫かもしれません。社会に出れば多様な人に出会うでしょうから。小池:そうですね。私は日々外国籍の方と接する中で、GLPで磨いたコミュニケーション力を発揮しています。また、GL202(質問力を活かしたリーダーシップ開発)では「質問する力」が鍛えられました。核心を突く質問は場の雰囲気を変え、議論を盛り上げます。授業ではグループのうち1人がテーマ課題解決に向け、仮説を立てた上で問題を深掘りしてプランを考案企業からのフィードバックで提案を改善し、チームメンバー同士でそれぞれのリーダーシップと連携を振り返るに沿った話をし、聞き手が質問して深掘りしていきました。そうすることで本質に気づかせるのです。矢作:本当に伝えたいことは自分で気づいていない場合も多く、人から質問されたり、自分自身が質問したりすることで見えてくるのですね。小池:いろんな人からフィードバックをもらいながら、自分の得意や苦手を認識し、苦手の補い方や強みの生かし方を考えました。リーダーシップを考えることとキャリアについて考えることは密接に結びつくと思います。企業の方々や受講生など、数百人の前でプレゼンテーションを行うお互いにフィードバックを行い、得た学びや、自分らしいリーダーシップを言語化し、次につなげる方法を考えるチームビルディング課題分析中間発表と振り返りプレゼンテーション振り返りグローバル・リーダーシップ・プログラム(立教GLP)立教GLPを受講し、SA(Student Assistant)も経験した在学生と卒業生にプログラムの魅力や自身が学んだことについて語り合っていただきました。多様性を肌で感じ「聴く力」を身につけた小池:GLPの授業を振り返り、自分がどう変わったと感じますか。矢作:まず、GL101(リーダーシップ入門)では「聴く力」を培われました。自分の意見を通そうと強く主張し、チームメンバーと言い合いになってしまったこともありましたが、少しずつ相手の意見を聴いて考えを伝えられるように成長したと感じます。小池:聴く力はグループワークに大事な要素ですね。私は高校までは他者を引っ張るリーダータイプで、矢作さんと同じように意見をとおして存在感を発揮したいと考えていましたが、授業を通じてリーダーシップには他の形もあると気づきました。矢作:私は2年次から受講し始めたのですが、基礎科目の受講生は1年次が多く、学年を超えたフラットな関係づくりに苦労しました。プロジェク相手を知り、自分を知る多様性を受けとめ、困難を楽しむその先に、未来につながる成長がある

元のページ  ../index.html#30

このブックを見る