立教大学 GUIDE BOOK 2023
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030沿革はP.187教育理念創立者ウィリアムズ主教 (チャニング・ムーア・ウィリアムズ)1829年7月18日、アメリカ合衆国ヴァージニア州リッチモンド市で生まれる。ヴァージニア神学校を卒業後中国派遣宣教師に任命され、1856年6月に上海に到着。1859年日本に派遣され、同年6月に長崎に到着。幕府のキリスト教禁教政策の中、宣教に努める。1866年に一時帰国した後、中国および日本伝道主教となり中国と日本の新拠点として武昌と大阪を開拓。1874年2月に築地に立教大学の前身となる私塾を開く。1889年、後進に道をゆずるべく主教職を辞任。1895年京都に移り関西地方の宣教に生涯最後の力を注ぐ。1910年12月2日、故郷リッチモンド市で生涯を終える。享年81(歳)。建学の精神とオフィシャル・シンボル立教大学の建学の精神を表している言葉が「Pro Deo et Patria」です。「神と国のために」というラテン語で、立教大学では、「普遍的なる真理を探究し、私たちの世界、社会、隣人のために」と捉えています。立教大学のオフィシャル・シンボル、■のマークには、「立」の文字、十字架と開かれた聖書が描かれており、中心に置かれた聖書の言葉が「Pro Deo et Patria」です。■の下にある「MDCCCLXXIV」は創立年の1874をローマ数字で記しています。校旗紫紺地に白色の十字架と左肩に金色の「立」が描かれています。紫色は、校歌の「紫匂える武蔵野原」の武蔵野の代表的植物「ムラサキ」にも由来するほか、王者の色でもあります。白は純潔・正義を象徴し、十字架はイエス・キリストとその愛を、「立」の金色は研究・教育を通じて追究すべき真の価値を象徴しています。

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