立教大学 GUIDE BOOK 2023
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三菱地所株式会社杉本 紘輝 経営学部 経営学科 2020年卒業 立教大学経営学部で過ごした4年間は、人との交流をとおして自分らしさに気づき、強みに磨きをかけられた期間でした。「ビジネス・リーダーシップ・プログラム(BLP)」のSAを務めた際は、受講生に楽しい空間を提供することを目標に設定。いかに「楽しさ」を感じてもらうかということを突き詰めて考え、先生や他のSAと共に授業を設計していきました。ゼミでは産学連携プロジェクトに取り組み、クライアント企業の方との折衝、ゼミメンバー内の調整などに注力しました。プロジェクトに関係する全ての人の思いをくみ、計画を進めていく過程は面白く、やりがいに満ちていたと感じます。 卒業後は、自分が楽しいと感じるものを多くの人々にもシェアし、豊かさを届けたいという思いから、まちづくりを手がけるデベロッパーへ入社。現在はJR関内駅前の再開発事業の主担当として、行政や地権者、設計会社、共同事業者などとさまざまな調整を行いながら事業を推進しています。大規模なプロジェクトだけに責任も大きいですが、何事にも主体的に楽しみながら取り組んできた学生時代の経験を胸に、人々が笑顔になれるまちづくりに貢献していきたいです。文部科学省原口 幸泉 異文化コミュニケーション学部 異文化コミュニケーション学科 2019年卒業 もともと海外志向が高く、留学を経験し多文化共生について学ぼうと異文化コミュニケーション学部へ。学びを進めるうちに日本国内の国際化に関心が向くようになり、そこには多くの課題が潜んでいることに気づきました。特に、外国人の子どもに向けた日本語教育が十分に行われていないと感じ、教育の重要性に注目し始めます。卒業研究では地域の日本語教室のあり方について考察し、言語習得だけではなく日本で生きるための力を得られる居場所づくりが大切だと論じました。そうした、日々の授業や留学、ゼミ活動などで積み重ねた知識や問題意識がつながり、自分の歩みたい道を見つけることができました。 現在は、日本語指導を必要とする児童・生徒への指導体制の整備に携わっています。事務作業が中心ですが、時には外国人の子どもが多く在籍する学校へ視察に行くことも。地道な作業が間接的に子どもたちの支援につながっていると実感し、意義深い仕事だと再確認できます。今後は、海外研修に挑戦したり、より広い分野の教育行政に携わったりして、自分の能力を発揮できるよう成長していきたいです。GRADUATE’S VOICE029立教卒業生のWork&Life▶大学での学びを生かし、多彩な分野で活躍している卒業生を紹介しています。グローバル化が進む日本社会において教育分野の課題と向き合い誰もが暮らしやすい社会をつくりたい学びは本気で向き合うからこそ面白い自分らしい強みを発見し主体的に行動し続けた学生生活

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