職業能力開発総合大学校 大学校案内 2025
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U5U6U7U8キーワード担当教員キーワード担当教員キーワード担当教員キーワード担当教員歴史、制度、心理、社会、情報村上 智広 教授/宮地 弘子 准教授/深江 裕忠 准教授職業能力の明確化、指導技術、職業能力開発制度新井 吾朗 准教授/中村 友基 特任准教授教育、支援、障害、就労、職業訓練 寺内 美奈 教授/大場 麗 助教コミュニケーション・グループワーク・ICTの活用新目 真紀 教授/上田 勇仁 助教/石田 百合子 助教日本社会における教育・心理・福祉に関する横断的研究 ここでは、人の「理解」や「支援」をキーワードにした研究を進めています。 そもそも人の支援を考えるとき、私たちは「人をどのように理解できるのか」という問題を避けて通ることはできません。 また、支援ということばが与える温かいイメージも、制度設計や現場においてはマニュアルと化してしまい、冷たいものへと変わっていってしまうこともあります。 では特定の人を排除しない支援は、どう構想できるでしょうか。そのために何を考えていく必要があるのでしょうか。必ずしも明確な「正解」が存在しない問題に検討や考察を重ねながら、主として教育社会学、心理学、社会福祉学といった視点からそれぞれ研究を進めています。職業に必要な能力とその育成について様々な観点から研究し、新たな意義や目的、方法の発見へとつなげる 職業能力開発原理ユニットは、職業に必要な能力とその育成について様々な観点から研究を行います。様々な観点の代表的なものとして「職業訓練の歴史」「法律と制度の比較」「訓練生の心理」「指導員の役割」「指導技法の分析」といったものがあります。そして、これらの観点から新しい目的や意義、方法を発見していきます。 教員の専門領域はバリエーションに富んでおり、「情報理論を用いた技能習熟度測定」「質的調査法を用いた雇用・労働・能力開発に関する研究」など、多様な観点から職業能力開発の現在・過去・未来を探求できます。職業に求められる能力の標準化・整理・教え方の探求 人がよりよい人生を歩むための一つの大きな要素として、職業に就き働くことが欠かせません。学校や職業訓練校等の教育訓練施設での学習は、そのための能力を身につけるための大切な機会です。職業に求められる能力は、単に与えられる仕事をこなす能力ということではなく、仕事を発展、進化させ、自らの職業キャリアを発展させ、こうありたいと願う自身の生活と調和させ豊かにする能力です。 このような職業能力の形成を目指す学習者を支援する教育訓練施設は、その能力がどのような能力で、どのような方法で指導すれば良いのかを、時代の進歩に合わせて絶えず検討する必要があります。世界にはこうしたことを検討した多様な制度、技術があります。本ユニットではこうした制度や技術を分析し、現実の職業能力開発の場に適用する技術の開発に取り組んでいます。様々な状況下でおこなわれるコミュニケーションをより効果的にする研究 スマートフォン、AⅠチャットボット、メタバースなどの普及により日常のコミュニケーションのあり方は日々変化しています。私たち自身の生活をより豊かにしていくためには、テクノロジーと上手に向き合い、効果的に活用していく必要があります。私たちのユニットの研究では、キャリア形成支援・訓練現場を事例として、個人特性や、個人が用いる言語、非言語(身振り・手振り、表情や視線、感情や動機付け)が、対面、非対面、個人やグループで行う合意形成に与える影響を、行動履歴データやアンケート、インタビュー調査など分析し、よりよい支援方法を探求していくことを目指しています。オンラインを活用する指導技術[分析結果の一例]ストレスとスーパービジョンの関係性リーダーシップを実践するワーク学習者の主体的な学習の前提インタラクティブ動画教材34職業能力開発原理職業能力開発指導法能力開発支援キャリア形成支援能力開発基礎系・能力開発応用系・生産管理系 研究ユニット

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