職業能力開発総合大学校 大学校案内 2025
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全専攻共通U0U2U3U4キーワード担当教員機械の安全化、安全作業、行動分析学中村 瑞穂 教授/蓮實 雄大 助教キーワード担当教員英米文学・英米文化、英語教育、異文化コミュニケーション 熊谷 由里子 准教授/半田 純子 准教授/内田 夕津 准教授キーワード担当教員物理学、化学、数学、地球学領木 邦浩 教授/石川 哲 教授/百名 亮介 准教授/宮里 裕二 准教授/相澤 啓仁 准教授/山下 龍生 助教キーワード担当教員卓越技能、暗黙知、技能科学、デジタルトランスフォーメーション 菊池 拓男 教授/池田 知純 教授/半田 純子 准教授/藤田 紀勝 准教授/佐藤 崇志 准教授/舩木 裕之 准教授 確認と停止(止まる・止める)を基本とした安全立証と安全性評価についての研究 自動車・鉄道・航空・家電・発電設備など生活を支える製品には安全システム、安全装置が備えられています。自動車の自動ブレーキなど安全システムを製品の価値や売りとしている企業もあります。また、建設現場、生産現場、交通システム等においても安全は重要な課題になっています。 本ユニットでは、機械・システムの安全化の基本であるフェールセーフ、フールプルーフに関する研究と安全に作業をするためのW-SDS(Working Safety Data Sheet:作業の安全データシート)、安全作業手順の作成方法、人による安全確認の評価、作業の安全性を行動分析学による評価について研究しております。これらの研究を進めることにより、安全・安心な社会づくりに貢献することができます。今こそ問われる「人間の知」とは何か? 近年、AIの発達が目覚ましく、人間の言語やコミュニケーションにも大きな影響を与えています。本ユニットでは、AI時代に必要な能力だと言われている「主体性、思考力、洞察力などの人間的資質」について、英語で書かれた文学作品を分析し研究しています。文学作品には人間の知性や感性が映し出されており、通常は表に現れない内面も描き出されています。英語で書かれた文学作品を精読し、背後にある異文化について調べることで、その作品に新たな解釈を生み出したり読み取れる価値を発見したりします。 グローバル化した社会で求められる英語の4技能(読解力・英作文力・リスニング力・スピーキング力)の伸ばし方についても研究しています。物理・化学・数学を基礎とした地球環境システムの理解と社会への還元に関する研究 人間が生活する場である地球は、1つの大きな閉じた系=システムです。私たちのユニットでは、このシステムの環境を物理・化学・数学を用いて理解しようとしています。 地球システムの研究では、機械・電気・電子情報・建築をはじめとしたあらゆる理工学の研究分野との融合が必要です。また、その成果は、人間社会と自然環境の維持に役立つものです。 具体的には、水害の予兆検出や地震災害の軽減を目指した地盤構造の解明、電子地図の高度な利用方法などの研究を進めています。 このユニットでは、他に数学、物理学、化学、塗装に関する研究を実施しています。最先端のデジタル技術を活用して技能を科学します 日本は、ものづくり分野で長年にわたり高い技術力により高品質と信頼性を維持し、様々な産業分野で世界的なシェアを誇っています。各産業分野の企業が独自の技術開発や品質管理の徹底により競争力を維持してきました。一方で、昨今の人口減少と高齢化による労働力不足やIT技術の進化への対応の遅れにより、グローバル市場での競争力が低下している課題もあり、デジタル化や自動化による高品質・高付加価値化と世界的な競争力の維持・強化が求められています。 技能DXユニットでは、我が国唯一の設備であるSkill Analysing Studioを活用して日本のものづくりを支える熟練技能を科学するともに、職業訓練のデジタルトランスフォーメーションに向けた研究に取り組み、国内の人材育成力の強化に貢献することを目指しています。 フェールセーフインターロックシステム実験装置地図の立体ビューアー(技術基礎ユニット作成)Skill Analysing Studioを活用し技能を科学するW-SDS(Working Safety Data Sheet)作業の安全データシートLL教室で英語学習中のようす野外測定Mixed Realityを活用した指導法の開発33安全国際・地域支援技術基礎技能DX能力開発基礎系・能力開発応用系・生産管理系 研究ユニット

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