職業能力開発総合大学校 大学校案内 2025
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電子情報工学専攻 職業大では、講義や実習などが充実しており、多くの学びの機会に恵まれています。最初はその時間と量に苦労するかもしれませんが、それを乗り越えることで、自分の成長を実感できます。ここで得られる知識や技術・技能、そして出会う学生や教員は、将来社会で活躍する際に心強い味方になってくれるでしょう。最後に「ものづくり」に興味のある方は、ぜひ職業大で様々な分野を学んで、自分に合った進路を見つけてみてください。平成29年度卒業 日々の勉強に励みながらも、大学選びに悩んでいることかと思います。職業大は、穴場の学校です。名前はあまり聞かない学校ではありますが、この学校の少人数かつ多くの実習時間は他の工業系大学にはない強みです。そんな学校生活から得られる経験・技術は社会人になって活きてくるでしょう。星の数ほどある大学ですが、何か自分なりの将来の目標を決めて、後悔のない大学選びをしてください。令和4年度卒業(独)高齢・障害・求職者雇用支援機構四国職業能力開発大学校附属高知職業能力開発短期大学校電子情報技術科 職業訓練指導員藤浦 勇気 さん(独)高齢・障害・求職者雇用支援機構沖縄職業能力開発促進センターITサポート科 職業訓練指導員新井 貫太 さん職業大を志望した理由を教えてください。 テクノインストラクター(職業訓練指導員)になりたいという想いから職業大を選びました。高校生当時、大学選びをするにあたって、職業大の他大学にはない唯一無二の特徴である、「卒業後にテクノインストラクターの資格とともに、他の4年制大学卒業時と同様に学士号を得ることができる」というところに、魅力を感じました。職業大の4つの専攻の中で、未経験ながらもプログラミング技術に興味を持ち、電子情報工学専攻を選びました。現在の仕事(業種、職種等)を選択・検討された経緯を教えてください。 テクノインストラクターになりたいと考えたのは高校生のころでした。当時、何かを教えることをとおして人の役に立つことのできる仕事をしたいと考えていました。そんな中で見つけたのが、テクノインストラクターでした。仕事の技術を教えるということをとおして、その人の新たな人生の一歩を踏み出す手助けができることに魅力を感じました。職業大では、インターンシップでテクノインストラクターの体験や就職支援室でのサポート等、就職に向けた手厚いサポートを行っていただきました。職業大で学んだことが、現在の仕事にどのように活かされていますか。 職業大の授業・実習で学んだことを、テクノインストラクターとして私が受講者に教えています。職業大での多くの実習時間から得た知識・経験が、今行っている訓練に活きていると思います。当時、プログラミング未経験の私が躓いたところを思い出しながら、受講者に教えています。まだテクノインストラクター1年目ということもあり、苦労することもありますが、同じ職業大出身の先輩方に助けていただいたり、職業大出身の同期と連絡を取ったりしながら仕事をしています。職業大を志望した理由を教えてください。 職業大を知るきっかけになったのは、高校在学中に参加した若年者ものづくり競技大会でした。高校時代からロボットやプログラミングに興味を持ち、工業高校に在籍していました。進学先として、より電子系や情報系の分野を学びたいと考え、職業大のパンフレットを見たり、オープンキャンパスに参加したりしました。そして、現代に必要な技術や知識を身につけられる電子情報分野や通信分野に興味を持ち、この電子情報工学専攻を選びました。現在の仕事(業種、職種等)を選択・検討された経緯を教えてください。 職業大在学中にインターンシップ実習でポリテクセンター愛媛に行った際、ご厚意で訓練の一部を担当させて頂きました。緊張もあり、うまくできない部分もありましたが、最後までやり遂げることができました。訓練の終わりに、一人の受講者から「丁寧に教えてくれてありがとうございます。」と感謝されたことは、今でも覚えています。その感謝の言葉が励みとなり、今の仕事を選択するきっかけとなりました。職業大で学んだことが、現在の仕事にどのように活かされていますか。 現在、高知職業能力開発短期大学校で授業を担当していますが、自分が職業大で経験した実習や実験が、教える側として大いに役立っています。学生時代に体験した実験や実習を、今の学生たちにも取り組んでもらったり、もっと深く学んでおくべきだったと感じる部分を新たな教材にして提示したりしています。また、学生との対話を通じて、新しいアイデアを得ることもあり、それが私自身の成長にも繋がることが今の仕事のやりがいだと感じています。25OB・OGからのメッセージ

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