私はもともと、工業高校で電子機械を学んでいました。高校で実習と座学を合わせて学ぶことで、より知識が定着していることを実感したため、手を動かしながら学べる大学を探していました。複数の大学を見る中で、職業大は実習の時間が多く、またそれに伴った座学を同時に含んだカリキュラムでした。実際にオープンキャンパスで見た時も設備が整っており、自分の望む学習方法ができると感じたことが職業大を志望した理由です。職業大は多くの時間を授業に費やすことになります。他の大学生と比べて、自由な時間が少ないことは覚悟しなければなりません。しかし、忙しいからこそ、時間を有効に使うことで日々を有意義に過ごせると思います。多忙な4年間を過ごしましたが、そこで得られた知識と技術は今の自分の幹となっています。大学生は人生で最も自由な時間が多い期間です。そんな期間を職業大に入ることで充実させてほしいと思います。32平成30年度機械専攻卒業令和2年度電気専攻卒業三菱マテリアル株式会社筑波製作所設備技術部設備技術グループ(独)高齢・障害・求職者雇用支援機構広島職業能力開発促進センター テクノインストラクターMessageMessage職業大OB・OGからのメッセージ職業大を志望した理由を教えてくださいもともと車やバイクが好きで将来はものづくりに携わる仕事に就きたいと考えていたため、工学部に絞って大学選びをしていました。他大学の工学部と比べて、職業大は1専攻あたりの人数が少なく、実習のカリキュラムが多く組まれているため、実践的な知識と技能を学べると思い職業大を志望しました。卒業後は職業訓練指導員や民間企業への就職、大学院進学などさまざまな道に進む人がおり、卒業後の選択肢が幅広いことが職業大の魅力だと思います。職業大での学生生活はどうでしたか?座学で学んだ内容を実習で確認するため、より深く学べる環境が整っていました。実習は図面の作製や部品の加工、プログラミングなど幅広い内容で、ものづくりの魅力にはまるきっかけになりました。また、バレーボールサークルに入っていたので、毎週金曜日は体育館でバレーをしていました。学年専攻関係なく、仲間たちと運動をするのが楽しく、実習の疲れを忘れて熱中できました。授業の時間が多く忙しいときもありましたが、学業・私生活ともに充実した4年間でした。職業大で学んだことが、現在の仕事にどのように生かされていますか?現在は切削加工工具の生産設備の保全を行っています。設備の図面から構造を読み取ったり、どのような動きをするのかプログラムを確認したりと学生時代に学んだことを活用する機会が非常に多いです。実習の課題で作成した装置と同じような構造の設備も多々あり、実習の際に学んだ精度の出し方やその応用で対応できることもあります。このような、即戦力になる実践的な知識や技能を学べることが職業大の強みだと思います。職業大を志望した理由を教えてください私は工業系の高校で電気について学んでいました。将来は電気に関わることを仕事にしたいと考えていたとき、職業大のことを知りオープンキャンパスに参加しました。実習が多いことや少人数で授業を受けられること、さらに卒業後の進路に「テクノインストラクター」という職業があることに興味を惹かれました。また学費が国立大学と同等であり、電車を乗り継ぎすれば、どこでもいける立地であることもよい点だと感じました。職業大での学生生活はどうでしたか?職業大は卒業に必要な取得単位数が多いため、学生生活の大半を授業や課題に費やすことになります。しかし、バイト・プライベートの時間がとれないというわけではありません。むしろ限られた時間だからこそ、生活にメリハリができたと感じています。そうして過ごした4年間は充実した日々でした。クラスメイトと夜中まで一緒にレポート作成・テスト勉強をしたのはいい思い出です。職業大で学んだことが、現在担当されている授業(訓練)にどのように生かされていますか?私は、広島職業能力開発促進センターでテクノインストラクターとして働いています。所属して3年目となる今は、電気設備エンジニア科の担任として業務や訓練に追われる日々を過ごしています。電気設備エンジニア科では、電気理論・電気工事・有接点シーケンス制御など電気に関する幅広い訓練を行います。これらの訓練を担当することができるのは、職業大で学んだ知識と技術が活きているからだと感じています。渡邉 涼さん大川 翔太郎さん
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