東京農工大学 大学案内 2024
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0607東京農工大学 学長 現在、世界では「持続発展可能な社会の実現」が求められています。東京農工大学では、農学、工学およびこれらの融合領域における教育研究を通して、将来この課題を解決できるような学生を育成しています。1983年、東京農工大学大学院農学研究科農芸化学専攻修了。企業における研究職を経て、1990年より東京農工大学助手、2004年より教授。2014年に副学長(イノベーション担当)、2017年に農学研究院長を経て、現在に至る。東京都出身。内務省勧業寮内藤新宿出張所を設置 農事修学場(農学部創基) 蚕業試験掛(工学部創基)東京農工大学(農学部・繊維学部)を設置繊維学部を工学部に改称大学院農学研究科(修士課程)を設置大学院工学研究科(修士課程)を設置大学院連合農学研究科(博士課程)を設置大学院工学研究科(修士課程)を工学研究科(博士前期・後期課程)に改組大学院生物システム応用科学研究科(博士前期・後期課程)を設置国立大学法人東京農工大学に移行大学院(農学研究科、工学研究科、生物システム応用科学研究科)を改組し、大学院共生科学技術研究部(研究組織)及び大学院農学教育部、大学院工学教育部、大学院生物システム応用科学教育部(教育組織)に再編「持続発展可能な社会の実現」に向けた課題を受け止め、農学、工学およびその融合領域における自由な発想に基づく教育研究を通して、世界の平和と社会や自然環境と調和した科学技術の進展に貢献するとともに、課題解決とその実現を担う人材の育成と知の創造に邁進することを基本理念とする。科学技術系大学院基軸大学として、豊かな教養・高い倫理観と広い国際感覚を身につけた、共生社会を構築して人類社会に貢献できうる先駆的で人間性豊かな指導的研究者・技術者・高度専門職業人を養成するとともに、その社会的輩出に貢献する。人類社会の基幹を支える農学、工学およびその融合領域に関わる基礎研究から科学技術に直結する応用研究に至る「使命志向型研究」の遂行により、卓越した新しい知の創造を推進する。また、持続可能な社会の構築に向けた、人と自然が共生するための「科学技術発信拠点」としての役割を果たす。大学院技術経営研究科(専門職学位課程)を設置大学院共生科学技術研究部を大学院共生科学技術研究院に名称変更大学院農学教育部、大学院工学教育部、大学院生物システム応用科学教育部を大学院農学府、大学院工学府、大学院生物システム応用科学府に名称変更大学院共生科学技術研究院を大学院農学研究院及び大学院工学研究院に改組大学院技術経営研究科(専門職学位課程)を改組し、大学院工学府産業技術専攻(専門職学位課程)へ再編岩手大学農学部・東京農工大学農学部共同獣医学科を設置創基140周年グローバルイノベーション研究院(研究組織)を設置グローバル教育院(教育組織)を設置大学院農学府に東京農工大学大学院、岩手大学大学院共同獣医学専攻(4年制博士課程)を設置大学院工学府に東京外国語大学、電気通信大学と本学の西東京三大学による「共同サステイナビリティ研究専攻」(博士課程)を設置(抜粋)東京農工大学は、農学部と工学部からなる日本で唯一の国立大学です。農学とは未来に向かって自然と人のつながりを探究する学問分野。一方、工学はテクノロジーによって、人の生活をより豊かにする新しい世界をつくる学問分野です。「食料」「環境」「エネルギー」「AI」「ロボティクス」「バイオテクノロジー」など、学べる研究テーマは多岐にわたります。地球45億年の歴史の中で培った自然からの学び、ものづくり、AIなどに代表される最新テクノロジーが融合するとき、人類が次に成すべきことは何かを知ることができるのではないでしょうか。地球レベルの課題に挑む東京農工大学の魅力は、世界最先端の研究環境にあります。世界トップレベルの実験機器が揃う環境を求めて、常に国内外から有力な研究者たちが集まっています。野生動物の研究、感染症の研究、自動運転技術、AIを使った脳波解析など、このキャンパスから常に世界レベルの研究成果が発信されています。さらに、2022年11月には、小金井キャンパスに小金井動物救急医療センターがオープンするなど、最先端の医療に貢献する情報が蓄積される環境も整いました。グローバル都市・東京の中心に位置する府中・小金井の広大なキャンパスも東京農工大学の大きな強みです。豊かな自然に恵まれながら、都心へのアクセスも良好で、常に国際的な息吹を感じながら学ぶことができます。真剣に学ぶこと、研究することは、「自由に生きることへの挑戦」です。自分を知り、世界を知り、視野を広げ、自信を持つことで、人は自由になれます。幅広い知識と技術を身につけ自由を手に入れた人は、勇気ある決断をして、行動することができます。そのとき初めて世界を変えるようなイノベーションが生まれるのです。私たちが目指すのは、授業や研究を通して、学生たちの創造力に火をつけることです。農学・工学の世界レベルの知見が結集するこの場所で、自分の未知の才能を発見してほしい。そして、自由を手にして、グローバルな社会に羽ばたいて行ってほしいと思います。2024年に東京農工大学は、創基150周年を迎えます。皆さんの自由な創造力が、この大学の次の150年を支えていくことでしょう。2005年2002006年202010年2011年2012年2014年2016年2018年2019年1874年1949年1962年1965年1966年1985年1989年1995年2004年学長MESSAGE基本理念教育研究東京農工大学憲章東京農工大学の沿革千葉一裕世界最先端の研究環境を駆使して生涯、本気になれる学びを見つけよう!

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