東京農工大学 大学案内 2024
20/27

YOKOMORI, Kayo農学部地域生態システム学科卒業公益財団法人 オイスカ所属青山優菜 AOYAMA, Yuna3737語学力を身につける現地で文化やビジネスを学ぶ中長期の派遣プログラム海外大学の研究室に所属し本格的な研究に参加できる〈海外留学ポータルサイト〉海外の大学で学位を取得できるプログラム主に英語圏で行う短期の語学研修プログラムです。学部1~3年生が主な対象で、夏季・春季の休暇中に実施されます。派遣先は、アメリカ、ニュージーランド、タイ、マレーシアなど。カリフォルニア大学デービス校など、海外の名門大学のキャンパス内で学ぶチャンスもあります。将来の研究留学につながる語学力をここで身につけます。3636実留学の中止を余儀なくされたコロナ禍の期間中、東京農工大学では、オンライン海外研修を積極的に整備しました。主に語学系の研修と、専門科目を学べる研修の2種類を実施しています。期間はともに1週間から4週間ほど。オンラインではありますが、他国の留学生や現地学生と交流する機会があります。参加した学生からは、「英語を学ぶモチベーションが高まった」「勇気を出してプレゼン発表をしたところ、先生や学生からポジティブな感想をもらって他国の友人もできた」「この経験を糧に今度は実留学を経験してみたい」といった声が聞かれました。実留学再開の機会も常に伺っており、入国制限が緩和された2021年の秋には3人の学生がセメスター派遣でタイへ行くことができました。グローバル教育院では、今後も実留学とオンライン留学を併用しながら、留学の機会をつくれるよう努めます。大学入学後に留学したいという意欲ある方には、存分にプログラムを活用してほしいと思っています。学生の学びテーマに合わせて、海外の現場視察をするための短期留学プログラム。学部1~3年生が主な対象で、夏季・春季の休暇中に実施されます。派遣先は、アメリカ、ニュージーランド、タイ、マレーシア、ブルネイ、フィンランドなど。現地の農業や文化などを体験できるほか、現地の学生と交流するチャンスもあります。東南アジアをメインとする派遣先で、1学期以上を過ごし、現地の文化やビジネスについて学ぶプログラム。対象は学部3~4年生です。派遣先は、タイ、マレーシア、フィリピン、インドネシア、ドイツ、フランス、オランダ、イタリア、フィンランドなど。現地でインターンシップを経験できるプログラムもあります。学生が各自の研究テーマに合わせて派遣先を決める本格的な研究留学。学部4年生から大学院修士課程の学生が主な対象で、派遣先は世界各国の大学や研究機関、現地の研究室に所属し、本格的な研究に参加します。研究活動を行うため、一定レベルの英語力が求められます。日本学生支援機構(JASSO)の奨学金を利用した支援も可能です。大学院生物システム応用科学府食料エネルギーシステム科学専攻一貫性博士課程1年山本雄大 YAMAMOTO, Yudai 長野県松本県ヶ丘高等学校出身東京農工大学に在籍しながら、提携大学に留学し、学位を取得できるダブルディグリープログラム。学部4年生から大学院修士課程の学生が主な対象で、期間は原則1年間。派遣先は、アメリカ、イタリア、インドネシアの提携大学など。現地で本格的な研究に従事し、グローバル人材を目指すことができます。私立共栄学園高等学校出身プログラム:セメスター派遣プログラム留学先:キングモンクット工科大学トンブリ校(タイ)期間:3か月大学院でも研究留学に挑戦したい!学部3年次に、タイに3か月間留学しました。留学で身についたのは、自分の意見を主張すること、自主的に行動することの大切さです。海外では自分から先生や先輩に提案しなければ研究は進みません。そこで周囲と自ら関係を構築する積極性が身につき、帰国後の学び方も変わってきています。大学院でも1年間の研究留学をする予定です。ケンブリッジ大学、チェコ工科大学に研究テーマである「生体模倣」の分野で有名な研究室があるので、そこに受け入れてもらえるように英語力を鍛えています。目標はIELTS 6.5です!プログラム:セメスター派遣プログラム留学先:カセサート大学(タイ)期間:3か月タイでマングローブの植林活動に参加学部3年次に行ったタイ留学で、国際NGO団体のマングローブ植林活動に参加しました。環境問題に関心があり、自分なりに貢献したいと考えていたものの、現場では足でまといになるばかりで、自分の無力さを痛感しました。環境問題は先進国で生み出され、その対処を開発途上国の人々が担っている現実を知り、この問題にしっかり携わりたいと思うように。そこで帰国後も現地でお世話になった国際NGOでインターンシップをしています。今回の留学をきっかけに将来は国際協力の仕事をしたいという目標が明確になりました。東京農工大学は、世界41の国・地域に渡る162大学・研究機関(2022年5月1日現在)と国際学術交流協定を締結し、活発に留学や研究派遣を行っています。協定校からも多く学生を受け入れており、合同の授業、研究活動、そしてキャンパス生活を通しての交流があります。なお、海外協定校への留学(オンラインを含む)は、原則として授業料等を支払う必要はありませんが(一部例外あり)、参加費を徴収する場合があります。「国際力」を身につけるための取り組みは、キャンパス内でも行われています。2019年度からスタートした新カリキュラムでは、教養教育としての英語科目において「読む・聞く・話す・書く」の4技能をバランスよく伸ばす科目を配置し、英語によるディスカッションやプレゼンテーションなどを行います。また、英語力向上推進プログラムの一環として、TOEFLテスト対策講座を学内にて実施し、英語による講義を受講し単位が取得できるレベルの英語力育成を目指しています。その他、留学生とともに学びながら、日本での生活をサポートする学生の活動(バディ・クラブ)が盛んに行われ、英語でのコミュニケーション力やグローバルな視点を培うことにつながっています。INTERVIEW02INTERVIEW01 10日~1か月間語学研修プログラム英語圏で将来につながる1か月~1年間東京農工大学では、各学生の目的や語学力レベル、専門に応じて、さまざまな留学プログラムを用意しています。短期語学留学から専門性の高いセメスター派遣、本格的な研究留学まで多彩なチャンスを提供し、グローバルに活躍するイノベーションリーダーを育成しています。コロナ禍も多様なオンライン海外研修を実施実留学と併用して、留学機会を創出しますグローバル教育院 准教授横森 佳世詳細はこちら1年間~協定締結校数アジア82校、ヨーロッパ51校、北アメリカ11校、南アメリカ6校、中東6校、オセアニア2校、アフリカ3校、国際連合1校(2022年5月1日現在)10日~1か月間短期派遣4か月~6か月間セメスター派遣専門プログラム現地の農業や文化を体験学生と交流するチャンスもプログラム研究留学学位取得イノベーションリーダーを育成する世界41か国・地域のネットワーク日本国内にいても「国際力」が身につく東京農工大学のグローバル教育各留学プログラムの

元のページ  ../index.html#20

このブックを見る