東京農工大学 大学案内 2024
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APPLIED CHEMISTRY THE FACULTY OF ENGNEERIING化学は物質の構造や機能を理解し、新しい物質を創り出す分野です。本学科では原子から高分子に至る幅広いスケールの化学物質の構造や機能などを対象とし、様々な分野において活躍できる独創性や応用力を身に付けた人材を育成します。4年次3年次2年次1年次応用化学科工学部 ●三菱マテリアル ●日野自動車 ●本田技研工業 ●GSユアサ ●デンソー ●日本精工 ●キヤノン ●パナソニック ●富士電機 ●リコー ●凸版印刷 ●ぺんてる ●キユーピー ●雪印メグミルク ●東洋製罐 ●日本ゼオン など ●アステラス製薬 ●クラレ ●クレハ ●コニシ ●住友化学 ●積水化学工業 ●東ソー ●豊田合成 ●日産化学 ●三井化学 ●三菱ガス化学 ●三菱ケミカル ●JXTGエネルギー ●JSR ●ブリヂストン ●横浜ゴム ●富士紡ホールディングス ●日本製紙 ●日本軽金属NAKANO, KojiTOMITA, Yusuke大学院工学府 応用化学専攻博士後期課程1年私立開成高等学校出身研究室PICK UP27THE FACULTY OFENGINEERING ◎卒業論文◎応用化学セミナーⅠ◎応用化学セミナーⅡ統計力学構造化学分子分光学量子化学計算概論エネルギー化学化学工学高分子物性Ⅰ高分子物性Ⅱ物性化学セラミック化学半導体化学量子化学Ⅱ機器分析Ⅰ有機化学Ⅳ高分子化学Ⅰ◎応用化学実験Ⅰ◎応用化学実験Ⅱ化学英語准教授|中野幸司 応用化学物理化学Ⅱ反応速度論量子化学Ⅰ◎物理化学演習無機化学Ⅱ無機化学Ⅲ◎無機化学演習有機化学Ⅲ化学結合論◎有機化学演習材料電磁気学光学基礎生体材料化学Ⅰ環境物質化学概論◎応用化学入門◎物理化学Ⅰ◎無機化学Ⅰ分析化学◎有機化学Ⅰ有機化学Ⅱ力学概論振動・波動の物理◎科学基礎実験〈工学部共通〉線形代数学Ⅰ微分積分学および演習Ⅰ線形代数学Ⅱ微分積分学および演習Ⅱ地学地学実験原子から高分子に至る幅広いスケールの化学物質の構造や機能などを、講義、実験、研究の対象としています。有機化学、無機化学、物理化学、高分子化学等の基礎科目から、半導体化学、エネルギー化学、触媒化学、バイオ材料化学、高分子物性等の応用科目まで習得します。このように化学や材料科学の基礎から応用まで学ぶことによって、多様な化学・材料科学の領域や、化学と環境・食品・医薬等との境界・融合領域において活躍できる研究開発力が身につきます。機器分析Ⅱ有機化学Ⅴ有機工業化学有機金属化学高分子化学Ⅱ生体材料化学Ⅱ◎論文・文献講読◎応用化学実験Ⅲ◎応用化学特別実験◎研究室体験配属◎印の科目は必修分子変換化学/光電子材料化学/分子設計化学/無機固体化学/電子エネルギー化学/分子触媒化学/有機・高分子物理化学/有機・高分子素材化学/有機・高分子物性化学/バイオ高分子材料/超分子・分子集積構造材料進学 ●東京農工大学大学院 など定員工学部専門基礎科目専門科目専門科目学生の声有機合成化学、有機高分子化学を基盤とした「有機機能性材料」の創製に取り組んでいます。つまり、有機化学を用いた「ものづくり」です。研究の柱のひとつは、二酸化炭素を用いたプラスチック開発です。枯渇する化石燃料の代わりに自然に豊富に存在する二酸化炭素を使ってプラスチックをつくることができれば、環境にやさしいのは言うまでもありません。実験では二酸化炭素由来プラスチックの化学合成をするための金属触媒の開発や新しい機能を付加した材料の開発にも取り組みます。化学メーカーなど企業との共同研究も盛んです。学部3年次に「遷移金属化学」という研究分野を知り、医薬品などを構成する物質をつくる基盤研究として、金属触媒を用いた有機化合物の合成に可能性を感じました。2010年にノーベル化学賞を受賞した根岸英一・鈴木章先生の研究も遷移金属化学の分野なのだと驚いた記憶があります。現在は、遷移金属を触媒として化学原料のアセチレンとブタジエンを反応させ、2つの環により構成されたビシクロ化合物を合成する研究に挑戦中。研究成果をまとめた論文がアメリカ化学会の学術誌に掲載され、励みになりました。将来は創薬分野で活躍したいです。富田雄介 二酸化炭素を用いてプラスチックを開発有機合成化学で環境にやさしい「ものづくり」「遷移金属化学」に魅了され大学院へ。将来は創薬の仕事に携わりたい!本学科が目指すものカリキュラム化学に関する幅広い科目を無理なく着実に学習できるカリキュラムが用意されています。1~3年次の各学年には実験科目がバランス良く配置されており、卒業研究は研究室において化学の最先端領域の研究指導を受けられる体制が整えられています。応用化学科の学び卒業後の主な進路取得できる免許・資格 中学校教諭1種免許(理科) 高等学校教諭1種免許(理科) 博物館学芸員物質の構造や機能を理解し、新しい物質・材料の創出へ81名LABORATORY PICK UPSTUDENT VOICE

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