東京農工大学 大学案内 2024
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BIOMEDICAL ENGINEERING THE FACULTY OF ENGNEERIING秦 東益 現代医療における計測・診断技術に必要な物理学や電子情報工学等を融合した形で体系的に学ぶことで、従来の学問体系に捉われない柔軟な発想のもとに、革新的な生体医用工学技術の研究開発を行うことができる人材を養成します。 ●オリンパス ●ソニー ●コニカミノルタ ●トプコン ●シスメックス ●パナソニック ●東京エレクトロン ●横河計測 ●トヨタ自動車 ●日産自動車 ●富士通 ●NTTデータ ●ダイキン工業 ●村田製作所 ●官公庁 など4年次3年次2年次1年次生体医用システム工学科工学部AKAGI, YukiQIN,Dongyi大学院工学府 電子情報工学専攻博士後期課程2年東京都立小金井北高等学校出身研究室PICK UP25THE FACULTY OFENGINEERING ◎電気回路電子回路生物学◎生体医用工学Ⅰ数理統計学◎電磁気学応用連続体物理熱統計力学量子力学波動物理◎プログラミングⅡおよび演習〈工学部共通〉線形代数学Ⅰ微分積分学および演習Ⅰ線形代数学Ⅱ微分積分学および演習Ⅱ◎工学基礎数学工学応用数学化学基礎◎生物学入門◎力学◎電磁気学概論◎プログラミングⅠおよび演習◎臨床医学概論生理学○医用計測・機器○生体フォトニクス○医用デバイス工学◎生体医用システム工学実験Ⅱ准教授|赤木友紀 さまざまな生体機能を細胞、遺伝子、分子・原子レベルで理解し、医用に資する革新的な計測・分析技術の創成を行います。さらに、医療現場における医療診断のニーズを踏まえた工学のシーズ応用を目指す教育研究を通して、国際社会をリードする研究者・技術者の養成を目指します。「超伝導物質」の研究に取り組んでいます。超伝導とは、物質を極めて低い温度に下げたときに、電気抵抗がゼロになる現象のこと。この性質を利用して、無損失送電や超強力磁石の開発などが期待されています。なかでも最も実用化が期待されている特定の超伝導物質(※)におい※Ba₀.₆K₀.₄Fe₂As₂◎生体医用システム工学特別演習Ⅰ・Ⅱ◎生体医用システム工学特別実験Ⅰ・Ⅱ◎卒業論文○病理学・薬理学◎生体医用工学Ⅱ◎生命倫理○化学物理○固体物理○光エレクトロニクス○量子技術概論○医用超音波工学○医用メカトロニクス○放射線化学○生体機能工学計測・制御医用画像工学AI 入門科学英語ゼミ抗体免疫学臨床医学基礎Ⅰ・Ⅱ生化学特別ゼミⅡ◎生体医用システム工学実験Ⅰ特別ゼミⅠ◎印の科目は必修、○印の科目は選択必修て、世界で初めて100ナノメートル程度の薄膜を作製することに成功しました。これを用いて超伝導物質のさまざまな物質特性を明らかにし、さらなる可能性を突き詰めたいと思っています。超伝導物質が持続可能なエネルギー社会に役立つよう、研究を続けていきます。生体情報計測システム/生体医用フォトニクス/生体医用光学/半導体量子科学/生物物理学/光エレクトロニクス進学 ●東京農工大学大学院 ●他大学大学院 など定員工学部専門基礎科目専門科目専門科目学生の声心筋梗塞などの原因となる血管内狭窄の治療システムを開発しています。具体的には、「バルーンカテーテル」と呼ばれる特殊な医療器具を医療機関と共同でつくっています。血管内治療において、このバルーンを血管の中に通して狭窄部位まで送達し、そこで拡張させることで、血管内皮に薬剤を投与します。その際、患部以外の場所に薬剤が放出されることは避けなければなりません。そこで、当研究室では、光照射によって薬剤の放出をコントロールするシステムを考案し、概念実証に成功しています。工学で医療に貢献するバイオエンジニアリングの可能性が広がっています。血管内狭窄治療への応用を目指した 光応答性薬剤担持型バルーンを開発応用が期待される「超伝導物質」のさらなる可能性を突き詰めたい!本学科が目指すものカリキュラム低学年次では、数学、物理学、生物学等に加え、医療機器や計測・診断技術のしくみにかかわる専門基礎科目について学びます。高学年次には、医療応用にかかわる医用フォトニクス、医用超音波工学、医用デバイス工学、医用メカトロニクス等について学びます。生体医用システム工学科の学び卒業後の主な進路 ●GEヘルスケア・ジャパン ●キヤノン ●日立製作所 ●ニデック ●花王 ●エプソン ●島津製作所 ●横河電気 ●パイオニア ●本田技研工業 ●ヤマハ発動機 ●日本電気 ●アンリツ ●三菱電機 ●住友電気工業 ●東京ガス ●清水建設 ●大成建設 ●中国電力 ●日本音響エンジニアリング取得できる免許・資格 博物館学芸員物理学+電子情報工学を学び、未来の医療技術を創る56名LABORATORY PICK UPSTUDENT VOICE

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