武蔵大学 GUIDEBOOK 2026
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031教育の基本目標学園建学の精神(三理想)に基づき、「リベラルアーツ&サイエンス教育」の理念に従い、全学共通の授業科目(総合科目・外国語科目・全学対象専門科目)と各学部の専門科目を通じて、総合知と専門知を修得し、他者と協働する力と実践力の育成を教育の基本目標とした人材養成を行います。身近な課題から地球的な課題まで、あらゆる課題に挑戦し、その解決に貢献しうるグローバルリーダーを養成します。武蔵学園は、2022年に創立100周年を迎え、その翌年からは次の100年に向かって力強く歩 み出しました。次の100年のために、武蔵大学ではゼミとリベラルアーツ&サイエンス教育、グローバル教育に一層注力していきます。世界の人々がより身近になった現代では、先進国主導のグローバルスタンダードだけでなく、アジア諸国にも目を配り、多様性を意識して行動することが求められます。そうしたなかで、人々と対話する上で欠かせない幅広い教養を培い、「文」と「理」の知識を使いこなす力を身につけるのがリベラルアーツ&サイエンス教育です。文理融合の「総合知」を習得するため、学部を越えて履修できる総合科目に加え副専攻を導入し、学びの領域を広げました。また実践的な語学力を強化し、グローバルな知見を得るために外国語科目をはじめ国内外にさまざまな学習プログラムも設けています。そしてすべての基盤となる力を養う場が、ゼミです。「自ら調べ、自ら考える力」を磨くゼミでは、正解のない課題が山積する社会で、自ら解を見つけていく力を磨きます。また「専門知」を追求しながら議論を繰り返すことで、常識にとらわれない普遍的なスキルを身につけることができるでしょう。こうした学びから「専門知」と「総合知」をバランスよく身につけてこそ、他者と協働するなかでも、専門性を活かした活躍をすることができるのです。主体性を持って行動し、グループのなかで自らの役割を果たせる。それが武蔵大学がめざすグローバルリーダーです。新時代に挑む数々の取り組みを行う一方、手厚い教育体制は変わりません。4年間で多様な知識を獲得するとともに、さまざまな体験を通じて新たな自分と出会い、社会に羽ば たいてほしいと願っています。学長髙橋 徳行理事長根津 公一1950年 東 京 都 生まれ。株 式 会社東武百貨店名誉会長、公益財団法人根津美術館理事長・兼館長。初 代 根 津 嘉 一 郎 は祖 父、2代目根 津 嘉 一 郎 は父。2020年 旭日小綬章受章。学園長池田 康夫1944年東京都生まれ。医学博士(血液学専攻)。慶應義塾大学名誉教授。慶應義塾大学医学部長・医学研究科長、早稲田大学理工学術院先進理工学部生命医科学科教授、国際内科学会理事長、日本血液学会理事長、国際血栓止血学会(ISTH)会長、日本学術会議連携会員、一般社団法人日本専門医機構理事長、等を歴任。2008年 慶 應 義 塾 大 学 福 澤 賞、2017 Distinguished Career Awards(ISTH)、2018年昭和天皇記念血液事業基金学術賞。広範かつ深遠な総合知と特定の専門知他者と協働する力と実践力

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