武蔵大学 GUIDEBOOK 2026
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自然科学社会科学019リベラルアーツの起源人文科学数理科学グローバル化とテクノロジーの進化は、個人の幸福の幅を広げる一方、異なる宗教や価値観の衝突など、特定の「専門知」だけでは解決できない複雑な課題を生み出しています。そこで必要となるのが多面的な「総合知」。偏見にとらわれず、多様性を尊重しながら対話を重ねるには、語学力はもちろん、文理融合の幅広い知識が欠かせません。真のグローバルリーダーに求められる知恵と力をリベラルアーツ&サイエンスの学びから吸収してください。リベラルアーツとは欧米の大学教育で使われてきた用語で、古代ギリシア・ローマの「自由七科」(セブン・リベラルアーツ)に由来します。一般教養と誤解されがちですが、広く浅い教養とは異なります。「リベラル」は「自由」、「アーツ」は伝統に根ざす「学芸」ないし「学術」を、サイエンスは新しい「科学」を意味します。リベラルアーツ&サイエンスを学ぶということは、自然科学から人文科学まで幅広い知識を身につけ、自由かつ自律的に生きるためにスキルを養うことなのです。現代社会の課題に立ち向かうには文理融合の総合知が必要だから。

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