武蔵大学 GUIDEBOOK 2026
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情報の取捨選択をするなかで﹁伝わる文章﹂を書く力がついた多様な考えに耳を傾けながら意見をまとめあげる力を伸ばせた 015経済学 部 金融 学科 4年羽鳥 達也 さん神奈川県・私立 横浜隼人高等 学校 出 身人文学部 日本・東アジア文化学科 4年太田 果澄 さん東京都・都立□ 花高等学校出身所得格差問題に関心を抱き、3年次から蓮見ゼミに所属。ゼミ大会をめざし、若年層向けの新たな社会保障制度の導入についてチームで研究を進めました。議論の過程では意見の食い違いもありましたが、異なる考えを取り入れながらアイデアを出し、少しずつ結論に導いていきました。対立する意見をまとめることは得意でしたが、多彩な価値観に触れながら長所をさらに伸ばすことができたと感じます。学部横断型ゼミナール・プロジェクトも掛け持ちするなかで、目標を達成するための計画性も身につきました。卒業後はシステム関連の会社で営業職として働きますが、人と接する業務で役立つ素地を養うことができたと思っています。江戸時代の文化に興味を持ち、現代の漫画である「黄表紙」を研究。歌舞伎に登場する助六がどのように描かれているかに着目しました。膨大な文献から事実を調べて論文にする行程で意識したのは、読みやすく、惹きつけられる文章です。何よりも書く力が養われたと感じます。また、発表や討論を通じて他のゼミ生の意見を聞くうちに、自ら角度を変えて考え、視野を広げることもできるようになりました。いずれも研究から得た力ですが、あらゆる場で必要な普遍的なスキルだと気づきました。就職先は機械メーカーですが、広報の仕事などに活かせれば嬉しいです。ゼミを通じて、一生使える知見とスキルが身についたと実感しています。Answer 3Answer 4

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