CAMPUS LIFEソーシャルクリエイティブ研究所演習室・講義室コワーキングスペース「Ma」「Musashino Art University Ichigaya Campus Co-Creation Space -Ma-」(以下、Ma)は、大学と社会をつなぐ新しいカタチのコワーキングスペースとして、2023年6月に開設しました。キャンパス内でのコワーキングスペース開設は、美術大学で初の試みです。Maでは、コワーキングスペースの運営に加え、若手のクリエイティブ人材のコ制作スタジオ多目的プロジェクトスペースMUJIcom 武蔵野美術大学市ヶ谷キャンパス店MaサイトαMサイト研究所サイト武蔵野美術大学ソーシャルクリエイティブ研究所と日本総合研究所が自律共生社会の実現に向けて開設した共同研究拠点です。「スタジオ」と名付けているのは、単なる研究の場でなく、実践、創造を行う場と位置付けているからです。武蔵野美術大学ソーシャルクリエイティブ研究所(RCSC)では、造形構想研究科の教員や外部機関の専門家らで構成される研究員が中心となり、「日本をデザインする」「これからのデザイン教育」「ライフスタイルデザイン」をテーマにしたビジョンとプロトタイプの研究提案を行っています。企業、地域、行政、教育の壁を越え、領域横断的で多岐にわたるプロジェクトを展開しています。地下1 階はスタジオ・工房フロア。3Dプリンターや木工加工機、レーザーカッターなどを備えたデジタル・アナログ工房や、撮影スタジオを備え、プロトタイピングに対応します。専門スタッフも常駐します。地下2階は広々とした多目的空間。卒業・修了制作展では展示スペースとしても活用されます。育・研究」の成果を編集し、その価値を広く社会に発信する場です。来場者が常に何かと出会える実験的な場所を目指し、多様性に富んだ企画を実施します。3階から5階には、専門課程の学部生や大学院生と企業、自治体が協働するプロジェクトの拠点となる演習室やセミナールーム、講義室が集まっています。演習室はプロジェクトの実施内容や形態に応じて、フレキシブルに空間をカスタマイズできる設計です。ミュニティを形成し、企業・自治体との共創の推進や、創造性リカレント教育の拡充に取り組んでいきます。また、このコミュニティを、キャンパスを中心に展開し、本学学生や卒業生の起業・創業支援につなげていきます。左│gallery αMのエントランス。展示は「αMプロジェクト2023–2024 開発の再開発 vol. 2 近藤恵介|さわれない手、100年前の声」右上│「αMプロジェクト2023-2024 開発の再開発 vol.6 片山真妃|αMと遠近法」展示風景右下│「「αMプロジェクト2023-2024 開発の再開発 vol.8 Multiple Spirits|いつでもルナティック、あるいは狂気の家族廃絶」展示風景ゲストキュレーター:石川卓磨、撮影:守屋友樹1 階は無印良品の日用品や 食品の販売、学食としてのCafeスペース、ワークショップや公開授業の拠点となる「MUJIcom 武蔵野美術大学市ヶ谷キャンパス店」が 入居しています。実社会との関わりを通じて、美術大学としての未来を切り拓く市ヶ谷キャンパスを象徴するフロアです。「gallery αM」は、ジャンルを問わず質の高い表現を有するアーティストには作品発表の場を、社会に斬新な価値を発信できるキュレーターには展示企画の場を提供することを目的に活動を続けています。本学主催でありながら本学卒業生や関係者以外にも門戸を開くノンプロフィット(非営利)ギャラリーとして、日本のアートシーンの中で重要な役割を果たしています。本学教員で構成される運営委員会が選定するゲストキュレーターにキュレーションを委託し、アートシーンの活性化につながる批評性の高い展覧会企画を行っています。自律協生スタジオ(コンヴィヴィ)JR市ケ谷駅から徒歩3分の都心キャンパスで、造形構想学部クリエイティブイノベーション学科の専門課程(3・4年次)と大学院造形構想研究科造形構想専攻クリエイティブリーダーシップコースの拠点です。地下3階、地上8階のビル型キャンパス内には、産官学プロジェクトを複数実施するためのスペースや、プロトタイピングのための各種スタジオを整備し、ノンプロフィットギャラリーやコワーキングスペース、日本総合研究所との共同研究拠点も併設するなど、地域・社会に広く開かれたキャンパスとなっています。B1FB2F3-5F7F2Fgallery αM1988 年、吉 祥 寺で 開 設した「ギャラリーαM」に始まる6F2F1/M(イチエム)本学に潜在する「美大の教1F138139市ヶ谷キャンパスICHIGAYA CAMPUS
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