1年生の最初の授業で、専任教員が入れ替わりで授業を担当しま2年次開講芸術文化学科,II教員紹介教員学生による授業紹介 ARTCULTUREANDDESGNSTUDES専任教員客員教授アーツプロジェクト「芸文 ZINE」で 制 作したZINE。オープンキャンパスではカレンダーやブックカ バ ーの 印 刷ワークショップも実施実 務 を はじめ、 美 術品輸送や 展示設営の専 門 家 を 招 い たレクチャーやワークショップも行い、ミュージアムの実際を実践的に学ぶ特別講師を招いた講義の様子アルベルト・ジャコメッティとジャクソン・ポロックのデッサンを模写し、ドローイングのリズムや線の速度を体感した左からピクセル・デッサン演習、色彩演習で制作した作品是枝開教授[主任]絵画立体造形造形演習近・現代美術杉浦幸子教授美術館教育鑑賞教育ミュゼオロジーアートプロジェクトデザイン&マネジメント春原史寛教授近代日本美術史博物館学美術教育ポップカルチャー研究米徳信一教授映像デザイン映像文化研究ヴィジュアルコミュニケーションデザイン映像技法研究古賀稔章准教授タイポグラフィデザイン論メディアの批評的実践視覚文化研究佐々木一晋准教授空間デザイン空間芸術研究地域文化研究デザイン方法論長島有里枝現代美術写真文芸林家たい平伝統芸能表象文化ZINE制作のプロジェクトでした。う1つの柱であるマネジメントに関する授業が通年で行われま全体で400人以上にアンケートを実施し、結果を基に受験生に伝えたいコンテンツを絞りました。チームで動くことの大切さや、先生にも協力してもらうために依頼の方法やメールの書き方など社会人としての基本を学べたことは、今後のアーツプロジェクトや自分の目標であるキュレーションプロジェクトにも役立てられると思います。高橋沙弥さん│2年丁寧なリサーチやシミュレーションが 求められる課題です。ほかの授業で学んだデザインの知識や技術を活用するなど、学科の学びをうまく連動させながら、相手に伝わる企画書とは何かを意識した提案を行っていきたいです。造形表現のプロセスや考え方を、手を動かしながら実践的に学ぶ授業です。教材と同じ色を再現する調色の課題や、デューラーのデッサンをグリッドガイドの付いた用紙に正確に模写する課題、粘土や網を素材にした立体課題など、合計7つの課題に取り組みました。個人的にもっともエネルギーを使ったのが、アレクサンドル・ロトチェンコの『行水』をあらかじめ用意されたマス目ごとにトーンを分けて模写するピクセル・デッサンです。適切な濃淡を見極めるためには予想以上に集中力が必要でした。1年生のときにも実技に触れる機会はありますが、2年生になった今、改めて取り組むことで、芸文で学んできたことが違ったかたちで見えてくる感覚がありました。今までの学びが実体験として理解でき、自分自身の研究にも新たな知見を得られましたが、一連の実習で特に心に残っているのが、制限がある中でいかに伝えるかを常に考えている学芸員のみなさんの「作品ファースト」な姿勢です。学芸員としての責任感や人格を養っていく大切さを感じられたことが何よりの学びでした。千葉栞さん│4年赤塚優さん│1年3日の旅行計画を立て、プレゼンテーションを行いました。今受講している実践編では、文化施設を任意のエリアに設置するための企画書づくりに取り組んでいます。より規模が大きく、採算性やブランディングも考慮した1年次開講1年次開講2泊3日で西日本の美術館を巡る入門編の企画書(上)と、東京・調布で新たな映画体験を提供する施設をつくる実践編の企画書(下)1〜3年次開講2年次開講ミュゼオロジー実習Ⅰ・Ⅱ 3・4年次開講4年間学んできた学芸員課程の総仕上げとなる実習です。3年次後期は関東各地の美術館に伺って学芸員の実務について学ぶ見学実習や専門家を招いた特別講義を受け、4年次は鷹の台キャンパスの美術館で館園実習に取り組みました。収蔵品の調書作成や梱包、清掃方法、展示計画の立案など、具体的な実務を実践しながら知識と技術を習得するものです。造形基礎檜山壮司郎さん│2年アーツプロジェクトアーツプロジェクトは芸文を象徴するプロジェクト型授業で、規模も内容もさまざまな企画が同時進行で進められています。2年次編入で入学した私がまず参加したのが、オープンキャンパスに向けて学生の視点から芸文の魅力を伝える1年生から3年生までの有志が各学年を担当し、私たちは芸文に限らずムサビリュウ カノキさん│2年マネジメント入門・実践プランニングの基礎を学んだ1年次に続き、2年次には芸文のもす。入門編は芸文の専任教員によるオムニバス授業で、マネジメントの起源や具体的なプロセス、スキルを学ぶほか、アートプロジェクトや映画制作におけるマネジメントなど、それぞれの先生の専門分野における実体験のお話からリアルなマネジメントを知ることができました。実践編では学芸員、アートディレクター、イラストレーター、弁護士などをゲストに、さまざまな観点からの具体例を学びました。芸術祭執行部の企画部部長としてチームマネジメントの難しさをひしひしと感じていたので、共感できることや新しい発見が多くある授業でした。芸術文化学入門す。キャンパスの気になる場所を動画に撮って共有したり、ペアを組んで図書館に行き、相手が気になりそうな本を交換したりするワークを通して、相手の話を聞く・伝えるといったコミュニケーションの基本や、学内施設の使い方を自然と学ぶことができました。デッサンの模写では、巨匠たちがどのように筆を動かしたのかよく観察して描くことで、彼らの迷いを追体験できた感覚がありました。実技経験がなく入学した私にとって、画材の使い方の基本から教われたことで「描くこと」の視野も広がったと思います。論文の書き方を学ぶ講義や演習もあり、芸文生として4年間を学んでいくための下地がつくれました。プランニング入門・実践清水悠太さん│1年さまざまなプロジェクトを実現させるにあたって必要な企画・計画力を身につける芸文生に必須の授業です。入門編と実践編に分かれていて、入門編では企画の考え方や予算、スケジュールを策定する方法を学びながら、身近な人との2泊協働の大切さやビジネスマナーも学ぶ機会にリアルな体験談に共感や新しい発見があった学芸員に必要な心構えを涵養する芸文生としての下地をつくる最初の授業学びを連動させながら企画への理解を深める造形のプロセスや考え方を実践的に学ぶ105
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