視覚伝達デザイン学科IIII教員紹介教員学生による授業紹介 VSUALCOMMUNCATONDESGN専任教員客員教授 『関西弁めぐりカルタ』玩具|ケント紙、音声アプリ左|アンケートを基に方言の分布をまとめたマップ右|集めた関西弁のフレーズをイラスト化し、絵札の裏には話者のアクセントを視覚的に表記3年次開講寺山祐策教授[主任]ヴィジュアルコミュニケーションデザイン視覚言語石塚英樹教授色彩とコンピュータ大田暁雄教授デザインとプログラミングヴィジュアライゼーション北崎允子教授インタラクションデザインデザイン方法論キュー・ジュリヤ教授SDGsデザインクリエイティブ・シティ齋藤啓子教授環境デザインワークショップデザイン沢田耕一教授クリエイティブディレクションアートディレクション白井敬尚教授エディトリアルデザインタイポグラフィグラフィックデザイン中野豪雄教授グラフィックデザインヴィジュアライゼーション古堅真彦教授アルゴリズミックデザイン視覚伝達デザイン後藤映則准教授映像表現/アートワーク小杉幸一アートディレクションクリエイティブディレクショングラフィックデザイン中島信也TV映像/CM演出/CM表現森本千絵広告デザインとコミュニケーションデザイン興味のあるテーマをリサーチし、発見を表現に展開する授業で、私は関西弁をテーマに設定しました。何よりも注力したのは、計7日間行った現地調査です。大阪、京都、滋賀、奈良、兵庫、和歌山を回って420人にアンケートした結果、明らかになったのは、地域、世代、家族構成などによって表現、アクセント、方言への意識もさまざまで、「正確な堀川美咲さん│3年関西弁を決めつけなくてよい」ということ。また、関西の方々の温かさに触れ、その魅力も伝えたいと思い、関西弁の音や個人差をリアルに、かつ主体的に遊びながら体験できるカルタと音声アプリを組み合わせたアウトプットを提案しました。自分で発見する喜びや行動に伴った結果がついてきたことが、達成感や自信につながりました。いざ本番を迎えると、子どもたちは世界観に入り込んでくれたようで、短い準備期間でも最大限のパフォーマンスができるよう念入りに準備してきたことが実を結びました。私は教職課程を履修していて、来年には教育実習が控えています。この授業で学んだ関係のデザインやコトのデザインの経験を生かしていきたいです。「線との対話」が授業のテーマで、墨と筆を使ったドローイングから始まり、キャンパス内の芝生に大きな模造紙を広げて、グループによるドローイングもしました。縄跳び、サッカーボール、シャボン玉、たけのこなど、各自が持ち寄ったさまざまなもので描いた線は、白黒コピーでトリミングしたり拡大縮小したりして、気付いたことを毎回発表。授業の最後には、線をつなげると現れてくるイメージを蛇腹状の冊子で表現しました。勢いのある線は直線、ゆるやかな線は曲線という受験生の頃の固定観念がどんどん壊され、いろいろなものの見方を得られました。素直に感じたことを掘り下げれば、自分なりの視点を見つけられるという手応えをこれからも大切にしていきたいです。映像のほか、「1枚の画で伝えられる強さがある」と先生から勧められて、写真集も制作。映像制作も製本も今回初めて挑戦しましたが、構図だけでなくテンポや編集の仕方で見え方が広がる映像の面白さを知り、音を付けられなかった後悔もあったので、2年次後期は映像と音に関する選択授業を受講して学びを深めています。小学生を対象にした造形演劇ワークショップ「ちいさな夏休み」を行う恒例のグループワークで、今 年 は「未 知 の惑星からの脱出」をテーマに、ものづくりの自由さや楽しさを体感してもらう企画を考えました。参加者は新人惑星調査隊員、私たち学生は調査隊員と惑星の先住民に扮して、脚本から音響、照明、衣装や小道具までこだわりをもって制作しました。鳥居ゆり花さん│2年1年次開講『蜂蜜の造形美』映像、写真集蜂蜜2年次開講3年次開講『ちいさな夏休み2024「惑星調査隊まうまう〜シーパ星からの脱出〜」』夏季休暇中の鷹の台キャンパスで実施した2日間のワークショップライティングスペースデザイン名越希さん│3年空間構成Ⅲ(環境デザインⅠ-A)色彩構成Ⅰ+空間構成Ⅰ 中島律さん│1年構成演習料理をテーマに観察・調査し、そこで得た発見をふさわしいメディアで表現する授業です。私は毎朝食べている蜂蜜を選び、まずは固定観念を捨てようと、フライパンで焦がしたりドライアイスを沈めたりして、さまざまな表情を探りました。そこから直感的に美しいと思える現象を絞り、「気泡」「光と影」「模様」の3テーマで映像化しました。400人以上への調査が最適な表現に結び付いた素直に感じたイメージと向き合う大切さ徹底的に観察して見いだした美しさ関係・コトのデザインを学生主導で学ぶ085『つながる』コピー用紙H297×W210mm
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