武蔵野美術大学 大学案内 2026
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油絵学科油絵専攻PANTNG/PANTNGCOURSE● 絵画基礎Ⅴ (絵画を再考する)● 絵画基礎Ⅶ*1(進級制作)● 平面色彩構成*1(メディアと色彩/材料演習テンペラ画実習/ 木版・シルクスクリーン)● 工芸制作Ⅱ*1(技法の広がり〈絵画組成表現素材演習〉/ 複合版表現)○ 絵画基礎Ⅵ*1(主題について/銅版画)○ 工芸制作Ⅰ● 絵画基礎Ⅰ (人間を描く/絵画組成 技法・材料論)● 絵画基礎Ⅱ (描くことのはじまり〈みる〜ふれる〉)● 絵画基礎Ⅲ*1 (色とかたち/シルクスクリーン)● 絵画基礎Ⅳ*1(空間と構造/木版)○ 造形基礎・選択「素材と表現」● 絵画実習Ⅰ● 絵画実習Ⅱ● 絵画実習Ⅲ● 絵画実習Ⅳ● 絵画実習Ⅴ● 絵画実習Ⅵ○ 技法研究Ⅰ・Ⅱ*2○ 複合表現Ⅰ・Ⅱ● 絵画実習Ⅶ● 絵画実習Ⅷ○ 複合表現Ⅲ● 卒業制作※本冊子に記載している カリキュラム・科目名および学生の学年表記は2025年3月時点のものです3・4年次AコースBコース※3年次進級時に希望すればグラフィックアーツ専攻に専攻変更が可能3・4年次の専門課程は、「見る」ことから発想されるイメージを基に絵画の可能性を探求するAコースと、絵画、立体、空間、映像などの多様な表現を横断し芸術を探求するBコースに分かれ、自主的な表現活動の準備段階として、自由制作が中心となります。それに加えそれぞれが選んだコースの領域の中で、より専門性の高い内容の選択課題も展開されます。3年次後期のコンクールは、自身の制作と作品を発表することの相互関係を問い直す重要な機会です。4年次は卒業制作でこれまで養ってきた表現力を結実させて作品を制作・展示します。なお、基礎課程・専門課程を通じて、絵画を物質的にとらえ、西洋の古典技法などの絵画技法史を学ぶ「絵画組成」の授業を設け、学生それぞれの表現の充実を図っているのも油絵専攻の大きな特徴です。2年次3年次4年次学科別科目 ●=必修科目  ○=選択必修科目  ◇=自由選択科目 *1 は油絵専攻・グラフィックアーツ専攻共通科目  *2は選択科目1 年次楠見遥『日没後に会える』│インスタレーション│ミクストメディア│サイズ可変(2023年度卒業制作)藤原彩芽『ふわふわ青年〜森の船〜』│シナベニヤ、油絵具H1650 × W2640mm(2023年度卒業制作)高橋美紗貴『游』│パネル、油絵具H1840 × W930mm(2023年度卒業制作)籠田沙希『痛畳』│インスタレーション│ミクストメディアH2280×W2280×D1320mm(2023年度卒業制作)1年次の基礎課程は「選択課題」(絵画基礎Ⅱ〜Ⅵ)を中心に取り組みます。現役アーティストでもある各教員の特性を反映し、基本的な内容からジャンルを超えた新たな表現まで、さまざまな内容が盛り込まれた課題が出されます。その中から、学生が自由に課題を選択して授業を構成します。また、自らの専門分野とは異なる領域の授業や他学科の授業を体験し、新しい表現の可能性を模索する造形総合科目も履修できます。2年次は早い時期から「自らの制作の始まり」として自由制作課題を選択する機会が用意されているため、学生は自律的な思考を身につけることができます。最後には基礎課程の学びを基に自由制作に挑戦し、展示まで行う進級制作展(絵画基礎Ⅶ)に臨みます。基礎課程ではグラフィックアーツ専攻との共通授業も数多く行われ、3年次への進級を前に専攻変更も可能です。「制作」「対話」を重ねて独自の課題や表現の可能性を探究する。研究室サイト 優秀作品集サイト1・2年次仲村浩一『房総半島勝景奇覧』│キャンバス、アクリル絵具、砂│H2300×W4860mm(2023年度卒業制作)絵を描くとは、想像の世界と現実の世界を行き来し、この世界をどう捉えるかを考えること。油絵専攻は、自らの主題を深く掘り下げる力と、柔軟で広い視野を持った表現者を育てるため、絵画をはじめ、さまざまな分野にも表現の可能性を探っていける「多様性」を大切にしています。基礎課程と専門課程それぞれで主体的に学びを組み立てられる環境の中、教員や同世代の仲間との制作・対話・批評から、新たな表現や考えを生み出していくことを期待しています。0711〜4年次共通選択科目 ◇Art & Communication Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ-1・Ⅲ-212IIII43

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