1234学内展示グローバル教員100周年協定留学社会連携日本初造形総合文化総合訪問教授教養を養う文化総合科目。講義数は約1000知の蓄積を社会に還元する社会連携プロジェクト国際交流協定校・機関インタビューふたりの師から受け継いだ「なにも教えない」という流儀【後編】西田俊英(元日本画学科教授)詳しく見るインタビューふたりの師から受け継いだ「なにも教えない」という流儀【前編】西田俊英(元日本画学科教授)詳しく見るアーカイブ資料芸能デザインコースと三林亮太郎教授小石新八(名誉教授)×楫義明(名誉教授)詳しく見るアーカイブ資料芦原義信の鷹の台キャンパス計画と建築学科保坂陽一郎(名誉教授)×松葉一清(造形文化‧美学美術史教授)詳しく見るアーカイブ資料手で学び、手で考える―工芸工業デザインコースと豊口克平と芳武茂介島崎信(名誉教授)×小松誠(名誉教授)詳しく見るアーカイブ資料「MAU M& Lコレクション:絵画のアベセデール」展 ギャラリートーク―聞けばわかるムサビの絵画 これまでとこれから― 【後編】詳しく見るアーカイブ資料ル」展 ギャラリートーク―聞けばわかるムサビ「MAU M& Lコレクション:絵画のアベセデーの絵画 これまでとこれから― 【前編】詳しく見るあゆみつつ‧想い‧継(つな)ぐ―ヴィジュアアーカイブ資料ル‧コミュニケーション‧デザインの地平へ勝井三雄(名誉教授)×及部克人(名誉教授)詳しく見るインタビュー100年目の 盆踊り-立場や世代を超えてつながる広場武蔵野美術大学学長 樺山祐和詳しく見る多様な大学史史料のデータベース整備とアーカイヴサイトの公開。記念誌『武蔵野美術大学のあゆみ 1929-2029』 の編集‧刊行。ムサビを軸として描く日本の美術‧デザインの一般向け書籍の出版。創立から現在まで大学ヒストリーが一覧できるwebや空間を整備。Copyright © Musashino Art University All Rights Reserved.2029年 、武蔵野美術大学(ムサビ)は創立100周年を迎えます。このウェブマガジンは、さまざまなインタビューや対談、埋もれた大学史史料の発掘、アーカイブ資料の公開といったコンテンツを掲載していきます。そして記事と記事をつなぐキーワードを探りながら、さらに新たな記事を編集していきます。「ムサビをつくってきた人」(教職員)と「ムサビがつくった人」(学生・院生、卒業生)が、100年にわたる美術、デザイン、学術研究にどのような貢献をしてきたかを考えるための、みんなのプラットホームです。培われてきた歴史、次の100年の礎100周年記念事業の大綱のもと、「美術‧造形教育の検証」事業では次の4本柱の活動を推進しています。大学アーカイヴの基盤強化創立100周年記念誌の編集一般向け書籍の編集‧出版大学の沿革を一覧する環境美大として先駆的に国際化に取り組んできたムサビ。各国・地域を代表 する美 術・デザイン大学等と強力なネットワークを 築き、現 在 は21の国・地域の37校と協定を締結しています。国際交流・留学 p.053国際交流・留学 p.053美術やデザインの発想から問いを生み出し、未来を創造する。ムサビは美術・デザインの教育機関として、社会と大学がつながり、大学の知的財産を社会に還元するさまざまなプロジェクトを実施しています。2024年に市ヶ谷キャンパスで始動した「1/M(イチエム)」は、そんなムサビの多様な取り組みや教育・研究の成果を広く発信する新たな実験の場。企業や地域と連携したプロジェクトの活動拠点や、プロジェクト発表・報告会としても活用されています。社会連携活動 学内にいながら世界に触れられるのが訪問教授制度。海外で活動するアーティストやデザイナーを一定期間招聘する国際的な取り組みで、各学科・専攻の授業に加え、全学生を対象にした課外講座も行います。国際交流・留学 p.052 p.054造形総合科目もムサビの造形教育の根幹を成す特徴的なカリキュラムです。自分の専門分野だけでなく造形の各分野を広く学び、表現者としての基盤を築くもので、絵画、彫刻、デザインの実習科目や、各学科が開設している科目を自由に選択履修でき、実技経験が少ない学生向けには造形の基礎力を補う鉛筆デッサンの基礎クラスも設けています。創造性を養うだけでなく、学科の枠を超えた交流が生まれる場にもなっています。造形総合科目 p.050教養の重視は開学当初から一貫しているムサビの特色の1つ。1日の半分を専門教育、もう半分を教養を培う科目に当てる時間割にもその理念があらわれています。幅広い教養を学ぶ文化総合科目(全学共通科目)の講義数は1000を数え、人文・社会・自然の各分野の教育科目、外国語科目、保健体育科目、造形領域の専門科目をカバーしています。文化総合科目 p.046美術・デザインを指導する専任教員の多くは、第一線で活躍している現役のアーティストやデザイナー。一般教養においても、さまざまな領域で活躍する研究者が専任教員を担当しています。また、多様化・専門化が進む美術・デザインの世界だからこそ、専任教員がカバーし切れない領域を補うために、幅広く社会で活動しているアーティストやデザイナー等の専門家を講師として数多く配置しています。創立100周年に向けてウェブマガジン「MAU 2029」がスタート。ムサビ の 人や教育、ムサビを軸とした日本の美術やデザインをテーマに、発見や学びに満ちたコンテンツを順次公開しています。沿革 p.038ムサビの歴史をたどると、常に時代をリードする試みを続けてきたことがわかります。例えば、今では他大学にも広がる「造形」を学部名に冠したのはムサビが初。1962年、各種学校から4年制大学に移行した際、美術系とデザイン系学科を包括する目的で「造形学部」が設立されました。ほかにも「デザイン」を冠した学科名を初めて採用したり、実技科目を扱う通信教育を始めたりと、先駆的な取り組みの数々で今日の美術教育に大きく貢献しています。協定留学は国際交流協定を結んだ海外の美術大学へ半年から1年間の留学ができる制度です。協定校は2025年度現在、フランス、フィンランド、イタリア、アメリカ、ドイツ、韓国、シンガポール、中国、インドネシアの9カ国10大学。単位互換ができるほか、留学先の授業料が免除され、海外留学奨学金が支給される経済的なメリットもあります。キャンパスは学びの場であるとともに、学内外に開かれた展示空間にもなります。キャンパスに点在する展示スペースやアトリエ、演習室は、日頃の学びの成果を発表する場として利用され、学生は自身の作品や研究をプレゼンテーションする実践を重ねることができます。また、卒業生を中心とした若手アーティストの発信地となる大学内ギャラリー「gFAL/FAL」や、有望なアーティストやゲストキュレーターに展示企画の場を提供する「gallery αM」も学内で運営しています。歴史から最新の取り組みまで海外から教授を招聘。世界の学びを学内で体感領域横断型で学ぶ造形の基礎多様化する各領域を支える豊富な教員陣来る100周年に向けてスペシャルコンテンツが始動学部名に「造形」を冠した初めての美術大学専任教員プロフィール国際交流協定校沿革 p.038鷹の台・市ヶ谷キャンパス p.132・138「ムサビ」の愛称で親しまれている武蔵野美術大学。その歴史をはじめ、教育環境や学生生活、未来を見据えた新しい取り組みまで、知れば知るほど深まるムサビの魅力を30のトピックで紐解きます。041MAU20290409カ国10大学へ。半年から1年間の長期留学制度学びの場は学外にも開かれた展示空間に21の国・地域に広がるムサビについて知っておきたいこと
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