武蔵野美術大学 大学案内 2025
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「武蔵野美術大学 美術館・図書館」は、美術館、図書館、民俗資料室、イメージライブラリーから成る「美と知の複合施設」です。本学の教育研究活動を支える施設として、また社会に開かれた専門大学の研究機関として、教育研究機能の充実を目指しています。美術作品・デザイン資料、図書資料、民俗資料、映像資料など、属性や扱いの異なるさまざまな資料群を相互に関連付けて利用することで、より充実した学修・研究を行うことができます。124125美術館・図書館コレクションをアプリ・特設サイトで公開中上|近代椅子コレクションから約250脚を展示した「みんなの椅子 ムサビのデザインⅦ」(2022年)会場風景。展示した椅子の大部分は、実際に座ることができた撮影:Nacása & Partners左|美術館2階の椅子ギャラリーにはコレクションの内、約200脚を収蔵展示。授業や学外向けのワークショップで利用することも右|「MAU M&L コレクション:絵画のアベセデール」(2023年)会場風景。本学油絵学科教授赤塚祐二監修により、本学で教■をとった教員の作品を中心に収集された440点以上になる絵画コレクションの中から、約50点の作品が展示された撮影:稲口俊太2024年度に開催予定の展覧会『2023年度 武蔵野美術大学卒業・修了制作 優秀作品展』4月2日(火)-4月30日(火)『助教・助手2024 武蔵野美術大学助教・助手研究発表』12月2日(月)-12月21日(土)* 当館は2024年5月から2025年夏頃までの間、空調改修工事のため、一部の展覧会開催期間を除いて休館予定です。最新の開館情報は美術館・図書館サイトでご確認ください。美術館・図書館サイト撮影:赤羽佑樹撮影:赤羽佑樹大日本印刷が運営する東京・市ヶ谷のオープンイノベーション拠点「DNPプラザ」内の地下1階に市ヶ谷キャンパス図書館を開設しています。同プラザ1階にある「問いカフェ」では、当館が所蔵する資料を使用し、社会が抱えるさまざまな“問い”に対する“ヒント”となるようなテーマ展示を行っています。鷹の台キャンパス図書館では、美術・デザイン分野の専門書を中心に、30万冊以上の図書と5,000タイトルの雑誌を所蔵し、学修・研究に必要な資料、美術系大学や美術館・博物館の研究紀要、国内外の展覧会図録も充実しています。館内各所にはデザイナーズチェアがあり、自由に座ってくつろげます。なお、本学学生は多摩アカデミックコンソーシアムという大学協力機構を活用し、近隣5大学の図書館も利用可能です。上│18〜20世紀の貴重書の高精細画像や書誌情報を収録したアプリ「MAU M&L 博物図譜」 中│椅子コレクションの3D画像を閲覧できるアプリ「近代椅子コレクション ムサビのイス3D」 下|杉浦康平氏のデザインアーカイブを紹介する特設サイト「デザイン・コスモス」美術館・図書館では、コレクションをアプリケーションや特設サイトで公開しています。(詳しくは左ページ上のQRコードから)図書館市ヶ谷キャンパス図書館鷹の台キャンパス美術館美術作品・デザイン資料の収集・保存、データベースの構築、展覧会の企画・開催、図録の編集・発行などを行っています。特に、約3万点におよぶポスターと約400脚の近代椅子など4万点以上のコレクションは、デザイン研究の基礎資料として社会的にも大きな意義を持っています。民俗資料室民俗資料の収集・保存・公開を行っています。故 宮本常一 本学名誉教授(民俗学者)が中心となって収集した資料をはじめ、郷土玩具のコレクションも貴重な資料です。左│民具が持つ豊かな造形の発想に新たな価値を見いだした「民具のデザイン図鑑―くらしの道具から読み解く造形の発想」展(2022年)会場風景 右│13号館にある民俗資料室収蔵庫。収集・保存している約9万点におよぶ民俗資料の一部を公開している撮影(左右ともに):鈴木静華イメージライブラリー幅広いジャンルの映像資料を2万点以上所蔵し、館内視聴と一部資料の貸出サービスを行っています。映画史を学ぶ上で欠かせない作品や、一般に見る機会の少ない美術史上の映像作品は貴重な教育資源です。また上映会などの企画開催を通じて、研究・制作への還元を行っています。美術館・図書館MUSEUM & LIBRARY

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