武蔵野美術大学 大学案内 2024
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油絵学科グラフィックアーツ専攻 / PANTNGGRAPHCARTSCOURSE◇Art & Communication Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ-1・Ⅲ-2PANTNGGRAPHCARTS / COURSE III III 234●絵画基礎Ⅰ(銅版・グラフィックアーツⅠ)●絵画基礎Ⅱ(リトグラフ・グラフィックアーツⅡ)●絵画基礎Ⅲ*(シルクスクリーン)●絵画基礎Ⅳ*(木版)○造形基礎・選択「素材と表現」● 絵画基礎Ⅴ (デジタル表現演習/ブックアート演習Ⅰ) ●絵画基礎Ⅶ*(進級制作)●平面色彩構成*(版種選択授業Ⅰ・選択版画〈木版・シルクスクリーン〉/イラストレーション・絵本演習)●工芸制作Ⅱ*(版種選択授業Ⅱ〈銅版・リトグラフ〉/ブックアート演習Ⅱ)○絵画基礎Ⅵ* (主題について/選択版画〈銅版〉)○工芸制作Ⅰ●版画実習Ⅰ・Ⅱ(基礎版画実習)● 版画実習Ⅲ (自主制作・アーティストブック実習) ●版画実習Ⅳ(コンクール)●版画実習Ⅴ (自主制作)●版画実習Ⅵ(自主制作)●版画実習Ⅶ(展示研究)●版画実習Ⅷ(版画集制作)●卒業制作1〜4年次共通選択科目油絵学科版画専攻は、2023年度より油絵学科グラフィックアーツ専攻へ名称変更しました。版画が持つ豊かな学びを出発点に、ファインアートとデザインが融合する多層的な表現へと展開していきます。グラフィックアーツとは、一般的には複製性を持つ平面視覚芸術全般を指す言葉とされています。例えば、印刷を介した版画、イラストレーション、絵本、写真、デジタル表現、ブックアート、ポスターなどの多様なプリント表現がその中心となるものです。グラフィックアーツ専攻では、入学後まず版画技法をしっかりと学んだ上で、実践的な授業を通して学生一人ひとりの志向に応じた、多様なグラフィックアーツ表現への展開を図ります。 065065グラフィックアーツ多様なグラフィックアーツ表現の出発点として、版画の4版種 (銅版画・リトグラフ・木版画・シルクスクリーン)の基礎的な技術をしっかりと身につけます。同時に油絵学科としてのカリキュラムにおいて求められる描写力などの造形の基礎力、すなわち“絵を描く力”を養うための重要な時期として、油絵専攻と共通の選択授業も数多く開講されます。版画技法の基礎実習を継続しつつ、グラフィックアーツへの第一歩も踏み出す時期です。例えば、ペンタブレットを使ったデジタルドローイングによって物語の背景コンセプトアートを制作するデジタル表現演習や、ブックアートと絵本での挿絵・挿画制作や製本・造本実習など、ベーシックなグラフィックアーツの授業が段階的に始まります。主専攻となる版画技法を選択した上で各工房に所属しながら、より専門的な制作研究を進めていきます。一方でイラストレーションや絵本・ブックアート制作をはじめとするグラフィックアーツ表現を志向する学生も、活版印刷機やリソグラフ、インクジェットプリンターなどアナログ、デジタルを問わず充実した設備・機材を活用しながら、より実践的な演習を通して知識と経験を深めていくことが可能です。前期は4年次の学生、教員、研究室スタッフの作品を1冊にまとめた版画集(ポートフォリオ)を制作します。後期からは版画を含む多様なグラフィックアーツの学びの集大成として、卒業制作がスタートします。版画・絵本・イラストレーション・ブックアート・デジタル表現・写真・映像などあらゆる複製メディア表現への展開によって、誰も見たことがないような新たなグラフィックアーツ表現の地平を切り拓いてください。版画の基礎を学ぶグラフィックアーツの基礎となる版画の基本的な技法を習得し、表現の幅を広げます。同時に1・2年次では油絵学科油絵専攻との共通科目を選択することで、絵画を中心としたアートの領域について幅広く学ぶことができます。※3年次への進級時にグラフィックアーツ専攻から油絵専攻への専攻変更が可能です。上記の学びを通してそれぞれの学生が身につけた力を総合的に展開し、幅広い表現手法を用いながら卒業制作に取り組み、自身の方向性を見定めます。グラフィックアーツへの展開絵本・イラストレーション・ブックアート・デジタル表現・写真・映像などファインアートとデザイン領域が重なり合う、多様なグラフィックアーツへの展開と可能性について幅広く学びます。学科別科目●=必修科目  ○=選択必修科目  ◇=自由選択科目*は油絵専攻・グラフィックアーツ専攻共通科目“版画からグラフィックアーツへ” ファインアートとデザイン、 伝統と先端を横断する 多層的な学び。4年間の学び1油油絵絵学学科科 ググララフフィィッッククアアーーツツ専専攻攻

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