武蔵野美術大学 大学案内 2024
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日本画学科JAPANESEPANTNG◇Art & Communication Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ-1・Ⅲ-2JAPANESEPANTNG II I I12341年次初めは、静物写生、そして風景、人体と基本的な素描力を養うとともに、写生を行うことで対象を観察する力や単純化していく表現への可能性を、自らが制作を通してつかんでいきます。●日本画基礎Ⅰ (日本画材説明・静物・古典技法〈墨〉)●日本画基礎Ⅱ(野外・風景・古典)●日本画基礎Ⅲ(人体)●絵画基礎Ⅰ(人体デッサン)○造形基礎・選択●日本画基礎Ⅳ(動物)●日本画基礎Ⅶ (人体制作または自由制作〈進級制作〉) ●絵画基礎Ⅱ(古典研究)●絵画基礎Ⅲ(人体デッサン)○日本画基礎Ⅴ(意匠と造形〈絹本〉)○デザインⅡ(意匠と造形〈絹本〉)○日本画基礎Ⅵ(表現と発想)○工芸制作Ⅰ●絵画実習Ⅱ(身体性とドローイング)●絵画実習Ⅲ(風景デッサン・風景)●絵画実習Ⅳ・Ⅴ・Ⅵ(自主制作)○絵画実習Ⅰ(古典研究または自主制作)○工芸制作Ⅱ(古典研究または自主制作)●絵画実習Ⅶ・Ⅷ(自主制作)●卒業制作1〜4年次共通選択科目東洋画の長い伝統を受け継ぎながら、外来文化の影響を吸収しつつ形成、発展してきた日本画。日本人に宿る独特な美意識と精神性から生まれた造形思想、そして優れた材料・技法は、世界の美術の中で独自な位置を占めています。本学科では、日本画や日本について深く考える過程を大切にしながら、奥深く魅力的な専門技法を習得し、日本画を通して新たな絵画世界を拓いていける力を育てていきます。057057日本画独特の造形思考と、自身の絵画表現の基盤を築きます。かたちを捉えることが難しい動物の写生で忍耐強い観察力を培うとともに、組ポーズやムービングを取り入れた人体デッサンで表現力を体得。また、金銀箔、砂子、切金といった伝統技法を実践的に学びます。基礎技法の習得を終え、各自がテーマやモチーフを探し、新しい表現方法に挑戦するなど、失敗を恐れずに制作に取り組んでいく時期です。自主制作が主になり、担当教員との対話形式で指導を行います。絵画実習Ⅴ・Ⅵや展示ゼミなど、制作と作品発表も積極的に学びます。自由なテーマによる100号制作を経て、卒業制作に取り組みます。担当教員とコミュニケーションを密に取り、常に「何をどのように表現するか」を考えながら制作を進めます。将来、作家として活動していくための出発点とも言える、貴重な制作期間となるでしょう。学科別科目●=必修科目  ○=選択必修科目  ◇=自由選択科目日本の美意識や精神性、伝統技法の理解を深め新たな絵画世界を拓く創造力を育てる。4年間の学び日日本本画画学学科科

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