COMMUNITYBASEDLEARNING日本各地へ地域留学し、イベントの企画運営、地方企業でのインターンシップといった活動を通じてそれぞれの地域における課題を発見し、解決策を導く力を習得します。地域社会には医療・福祉の分野でどんな問題があり、どんなニーズがあるのか?その現実を人々の暮らしの中で感じとり、医学・保健学の学びを深めていく取り組みです。総合政策学部 2024年8月、医学部と保健学部の学生が参加するプログラム「いとちツアー2024夏」が実施されました。「いとち」とは、福島県いわき市の「かしま病院」を中心に、医療の「い」と地域の「ち」をつなぐことを目的としたプロジェクトで、医療と地域の担い手たちが協働する取り組みです。 今回のツアーでは、被災地を訪ね、かしま病院の院内だけでなく訪問診療にも同行して地域医療の現場を体験しました。また、さまざまな職業に従事する地域の方々と交流し、地域医療の現状を深く理解することができました。それぞれの生活環境や宗教なども含めた患者さんの暮らしぶりを理解し、多職種間が連携することで、質の高い医療の提供が可能になることを実感しました。 今後も「医療者はどうあるべきか」「地域医療とは何か」という根源的な問いに向きあっていきます。外国語学部 総合政策学部と外国語学部では、夏休みと春休みに2週間〜1ヶ月ほど、学生が全国各地に滞在して、その地域の課題を把握し、解決策を考え、実践するための、Community Based Learning(CBL)というカリキュラムを実施しています。 受け入れ先は東北地方から九州地方まで広範囲にわたり、学生は自分が希望する滞在先で、自治体やNPO法人の職員、地域住民などから、地域の特徴や抱える課題について説明を受けます。そして自ら実地調査などを行って課題への理解を深め、学生の視点を活かした解決策を提案していきます。 地域留学の前後にキャンパスで行われる授業と滞在先の2つの舞台で学ぶことで、社会科学の基礎知識やリサーチ力、プレゼン力、課題解決力などを養っていきます。医学部保健学部医療と地域をつなぐ活動から考える地域の魅力を再発見。まちづくりに寄与する学生の目線COMMUNITY HEALTHCARECOMMUNITY BASED LEARNINGCOMMUNITY HEALTHCARECASE2CASE3GUIDEBOOK 202609CBL=地域留学地域医療
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