専門学校 桑沢デザイン研究所 GUIDEBOOK
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AYAラジオの醍醐味はチューンニングだ。生作品生作品The tea-make 思案の敗北ティーメーカーAYA(アヤ)とは、「奇跡」「神の印」のような神聖な意味を持つアラビア語。アラビア語圏では小麦粉のお菓子をよく食べること、お祈りの前に身を清めることから、クッキーとバスグッズを取り扱うお店を想定し、ギフトボックスは神聖な象徴であるモスクを模した。実際のモスクを参考に複数のパターンを作成し、複雑な柄でも全体が調和するようまとめた。 人間は常に自分自身と向き合い、思考を繰り返しながら、いろいろな感情の変化に折り合いをつけていく。そしてそれは今も昔も変わらない。そこで、過去の著名人の『思考』に関する短編作品からヒントになるもの、得られるものはないかと考え、作品集を制作した。シルバーの用紙を使用し、自分と向き合う鏡をイメージ。蛇腹製本にすることで、思考の循環の地続きを表した。懐かしい物には安心感や癒しがあり、ストレスを軽減し幸福感を与える魅力がある。最近のデジタルデバイスはタッチ操作が主流だが、物理操作の心地よさや満足感は得られない。この考えをもとにした、Z世代向けラジオの提案。テレビや携帯とは異なり、音のみを楽しめるラジオは作業のBGMとして最適で、アナログなダイヤル操作による満足感を提供する。サイフォンを基にデザインを行ったティーメーカー。紅茶の理想である■■℃以上での抽出を可能とし、茶葉の踊る光景を楽しむ。紅茶の魅力を余すことなく感じる。最良の紅茶体験をどうぞ。専攻デザイン科 夜間部 学生作品224225VD学PD学

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