幻覚卒業制作天使藤田恭一 Fujita Kyoichi 桑沢デザイン研究所卒業。イッセイミヤケを経て独立、「Kyoichi Fujita」を立ち上げる。毎日ファッション大賞新人賞・資生堂奨励賞受賞。現在ピエール・カルダンのクリエイティブディレクター。他に企業プロジェクトや百貨店VMDなどのディレクション、YKKファスニングアワードなどの審査員を務める。 pierre cardin automne-hiver ■■■■担当教員プロフィールファッションデザイン専攻藤田恭一ゼミ藤田恭一辺見小百合(本校専任教育職員)吉野雅彦(本校非常勤教育職員)ゼミテーマ創・纏・ファンタジー 平面を立体に立ち上げ、纏う。表現は人それぞれ。まずはじっくりと布について考える。固いものなのか? 柔らかいものなのか? どんな色でどんな柄なの? すごく悩む。やっとでき上がった布は、あなたにどんな形を求めているのか? じっくりと何回もパターンメイクを重ねてゆく。いつしかその布はあなたのファンタジーを語りはじめ、立ち上がり身体を纏う。それはあなただけの物語。■年間の最後の作品、後悔のないよう一緒に創り上げていこう。スタイルを先にデザインしてから生地を探すのではなく、表現方法から始めて■種類の生地をデザインし、それらを服にした。印刷、染色、スプレー、貼り付けなどの■つの異なる表現方法を通じて、それぞれに異なるスタイルの服となった。さまざまな色彩の表現方法やレイヤードの効果を活用し、「幻覚」のテーマを表した。天使はひとりひとりの中にいて 誰もが誰かの天使になる瞬間がある。 捨てられた服からその服を着ていた人の人生を想像し、羽ばたけるように天使の羽根をつけた。天使は私たちの暮らしの中にひそんでいる、そんな祈りの作品として使われなくなった服に羽を付け天使として昇華させた。総合デザイン科 昼間部 藤田恭一ゼミ184185FD
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