過去を刻む布卒業制作人は歪んでいる眞田岳彦Sanada Takehiko衣服造形家。桑沢デザイン研究所研究科卒業、愛知県立芸術大学博士後期課程修了(彫刻)、博士(美術)。イッセイミヤケ勤務後、ロンドンで彫刻家リチャード・ディーコンの助手を経てSANADA STUDIO Inc.設立。これまで、国際芸術祭「あいち」他地域プロジェクト、神戸ファッション美術館他作品展、「found MUJI」衣服ディレクター他企業との活動等多数。桑沢学園賞、桑沢賞受賞。女子美術大学教授。東北芸術工科大学客員教授。著作『考える衣服』他。担当教員プロフィールファッションデザイン専攻眞田岳彦ゼミ眞田岳彦奥山大介(本校専任教育職員)小山田紀子(本校非常勤教育職員)《白維》あいちNAUプロジェクト (国際芸術祭あいち■■■■)衣服をメディアに「アートをデザインする」一人ひとりの考えを「衣服で造形・表現する」ために「考える方法、造る技術、見せる動画、表現し伝える空間」の制作・習得を目的にします。特に桑澤洋子が「豊かな社会・生活・生き方」を提案する教育の一つに据えた「概念を砕く」をテーマに各自が手を通して、さまざまな衣服素材=マテリアル・テキスタイル・テクスチャーを発想し造り、アート(思考)をデザイン(事物)する」ことを目指します。ゼミテーマ“過去” は私の中に広がる海。暖かく、穏やかなその海は、私の傷を癒してくれる。自らの意思で “今”を刻み、心の布に傷をつける。それは “過去” の記憶として、私の身体に刻まれてゆく。現代の若い女の子には悩みがある。それが表に出たとき、歪みとなる。総合デザイン科 昼間部 眞田岳彦ゼミ182183FD
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