下北沢 Inspire色彩化卒業制作「たばたまちや」 photo by Masao Nishikawa比護結子Higo Yuko東京工業大学大学院修士課程修了後、一級建築士事務所ikmoを共同設立。「キチ■■■」(東京建築士会住宅建築賞)、「cotoiro」(グッドデザイン賞■■■■)、「おかやまのいえ」(第■回JIA中国建築大賞住宅部門優秀賞)、「椿庵」(「千葉県建築文化賞」住宅部門最優秀賞)などを手がける。担当教員プロフィールスペースデザイン専攻比護結子ゼミ比護結子大松俊紀(本校専任教育職員)シブヤの片隅で桑沢の学生が■年間通った渋谷の街。みなさんにとって「渋谷」とは何でしょうか。駅周辺の再開発、スクランブル交差点、商業施設、公園、路地裏、坂道…、毎日の行き帰り、さまざまな季節や時間を過ごし、少し足を延ばしたり寄り道したりして、いろいろな渋谷を見てきたと思います。最後の■年で渋谷をさらに深掘りして、誰も知らない一面を探します。前半は、渋谷エリアの一角を取り上げ、解像度を上げて街を観察し分析します。街を歩き自分の目で見て五感で感じる、歴史を知り過去や未来の姿を想像する、人や自然と対話してみるなど、様々な切り口で街を見つめ発見したことを共有します。後半は、それぞれが発見した「シブヤ」を題材に、この街をもっと楽しめる新たな空間をデザインします。ゼミテーマ花はなくても生活できるが、あれば生活が豊かになる。■■年後に再利用される、現在使われていない線路空間に花を置き、「花の家具(花のためのエレメント)」をつくった。季節の花それぞれに高さを定め、今までにない花の見方や人との関わり方を提案。■■年後には異なる階で使用されたり、違う駅に電車で運ばれる事を想定した。下北沢は現在「補助■■号線」という道路を通すための更地が増えている。時が経つにつれ、その土地は人々の記憶から忘れられるだろう。計画予定地に残された時間を「シモキタらしく」過ごしていくために、一気に更地にせず■■年かけて少しずつ建物を壊していく新しい解体方法「カイタイ」を提案する。総合デザイン科 昼間部 比護結子ゼミ178179SD
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