専門学校 桑沢デザイン研究所 GUIDEBOOK
32/107

Pleiades卒業制作八幡平朝霧 伊藤 透Ito Toru千葉大学工業意匠学科卒業。㈱資生堂、仏カレ・ノアール社勤務の後、独立。化粧品を中心としたさまざまな分野のパッケージ・プロダクトデザインを手がける。㈱エスキース代表、 公益社団法人日本パッケージデザイン協会・元理事長。 パッケージデザイン「イプサ メタボライザー」 担当教員プロフィールビジュアルデザイン専攻伊藤 透中野 恵(本校非常勤教育職員)永沼真一郎(本校専任教育職員)「美しい」をデザインする美しい人、美しいもの、言葉、風景など、この世界は「美しい」であふれています。人は何を美しいと感じ、なぜ美しさを求めるのか。このゼミでは、各自が「美しい」と感じるテーマを選び、それを元に商品の企画とデザインを行います。立体、平面、質感、色彩、象徴、言葉を複合的に扱い、新しい価値をもつ「美しい商品」をデザインします。授業は実際のデザイン開発プロセスに沿って進めますので、実戦的かつ総合的な知見を得ることができます。ゼミテーマ天球儀の様に季節の星座をイメージする香りのフレグランスボトル。冬のシリウスはローズ、夏のデネブはビターオレンジ、春のスピカはホワイトフローラル、そして銀色に輝くヴィーナスはムスクをベースにブレンドされている。昔訪れたプラネタリウムで感じた、永遠にしておきたい時間や、魅惑的な薫り。この大切な記憶を切り取って、飾っておいてほしい。そんな想いを形にした。岩手県の火山地帯「八幡平」に流れる朝霧がテーマの日本酒ボトル。時間帯で移ろう朝霧の美しい光景を閉じ込めた。「辛口」は朝霧が出る前の夜に近い状態、「中口」は霧が出始め空が青みがかった状態、「甘口」は霧で山々が白く染まり、空が完全に明るくなった状態。どの瞬間も魅力的な八幡平の朝霧を、気分に合わせて楽しむことができる。総合デザイン科 昼間部 伊藤 透ゼミ伊藤 透ゼミ162163VD

元のページ  ../index.html#32

このブックを見る