■■■■ペースデザイン専攻■年次家具や照明など空間を構成する「エレメントデザイン」。内部空間をつくる「インテリアデザイン」。都市環境を形づくる「住環境デザイン」。スペースデザインはこの■つの分野を柱にして学びます。「インテリアデザイン概論」「建築・都市概論」「エレメントデザイン概論」では、それぞれの授業からスペースデザインの歴史、デザイナー、作品についての知識を身につけていきます。技術実習では、手書きの図面の描き方を前期の「ドローイング」で、CADを後期の「インテリアCADⅡ」で学びます。まずは手を動かすことで図面を身体に染み込ませてから、パソコンでCADを習得する授業となります。「モデル」の授業では、模型材料を通して構造の力学的なセンスを養います。デザイン演習としては「エレメントデザインⅡ」「インテリアデザインⅡ」「住環境デザインⅡ」があり、それぞれの設計を学びます。前期では基本を身につけ、後期はより頭を使って応用的に考える課題を手がけて、デザインを哲学的にとらえていきます。単にかたちだけをデザインするのではなく、人と空間の関係を哲学的にとらえ直してデザインに起こすわけです。たとえば前期では「住み心地がいい住宅にするには」という基本的なレベルから始め、後期になると「そもそも家とは何か」「家族で住む意味とは」といった根本的なことを掘り下げ、そこからデザインすることを課題にします。ある形になるためには、そうなるべき意味がある。歴史的な文脈などを踏まえたうえで、どんどん手を動かしながらデザインに取り組んでいきます。(語り:大松俊紀先生)■.「住環境デザインⅡB」学生作品 ■.「エレメントデザインⅡB」授業風景 ■.「エレメントデザインⅡB」授業風景 ■.「インテリアデザインⅡB」授業風景エレメント・インテリア・住環境 柱となる■つの分野総合デザイン科 昼間部 スペースデザイン専攻148149SDス
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