前期後期昼間部基礎造形【総合デザイン科昼間部 ■年次】デザイン概論A近代デザイン史A基礎造形[構成・平面]基礎造形[構成・立体]基礎造形[デッサン]基礎造形[フォトグラフ]基礎造形[彫塑]※基礎デザイン[ビジュアルデザイン]基礎デザイン[プロダクトデザイン]※クラスによって前期または後期に開講します。デザイン概論B近代デザイン史B基礎造形[構成・平面]基礎造形[構成・立体]基礎造形[デッサン]基礎造形[彫塑]※基礎デザイン[スペースデザイン]基礎デザイン[ファッションデザイン]※クラスによって前期または後期に開講します。必修科目心理学研究A美術史研究Aメディア文化研究Aライティング・スタイル研究Aソーシャルデザインプロジェクトカルチャー英語研究A構成AデッサンA彫塑カースタイリングデザインAウェアラブル日本語会話心理学研究B美術史研究Bメディア文化研究Bライティング・スタイル研究Bカルチャー英語研究B構成B構成[版表現]デッサンBカースタイリングデザインBコンピュータ演習(応用・実践)英会話自由選択科目総合デザイン科 昼間部 1年次 基礎造形それぞれの専門分野を学ぶ前の段階として、「デザインとは何か」を徹底的に考えていきます。そのために、すべての学生が同じ科目に取り組みます。デザインに必要なのは技術だけではありません。それを裏づける論理的な思考が大切です。〈桑沢〉が重視しているのは、「手を動かしながら考える」こと。既成概念を疑い、ものごとを深く観察し、自らの頭で考えることを通して、新たな発想を生み出す力を身につけていきます。ものを構成する形や色とは何か。表現力や発想力はどう育てていけばよいのか。「基礎造形」では、それを■年間を通して学びます。まずは「手を動かしながら考える」こと。見慣れたものについて、五感を使って認識し直すことで、今まで気づかなかった発見をしたり、新鮮な印象を受けたりするかもしれません。これが〈桑沢〉の重要なキーワード「概念砕き」です。既成概念にとらわれずに対象を把握し、色や形の体系や素材の可能性を探っていくことで、表現や発想の幅を大きく広げるデザインの基礎能力を養います。具体的には〈観察力〉〈発想力〉〈構成力〉の■つです。〈観察力〉を培うには、構造、量感、質感など〈ものの見方〉を多面的に理解する必要があります。「デッサン」「彫塑」などで学びます。〈発想力〉を養う「色材表現研究」では、さまざまな技法で紙に色付けする実験を繰り返すことで、表現の可能性を広げていきます。また〈桑沢〉の名物課題「ハンドスカルプチャー」は、木のブロックを少しずつ削りながら、心地良い感触をとことん追求していきます。素材の特性やつくり手の感性が勝負となるこれらの課題では、偶然を素直に取り入れるという体験もとても大切なのです。〈構成力〉は色や形を体系的に理解することによって身につきます。基礎造形の「基礎」とは、〈誰もがそこに戻ってこられる原点〉という意味です。色や形、素材そのものに向き合うという経験は、今後社会に出た際にとても大切な学びとなります。原点に戻ることで新しいアイデアが浮かんでくる。「あのときの基礎造形の課題が現在のデザインに役立っています」と、デザイナーとして活躍している卒業生たちが言います。卒業してから数年経ってその重要性に気づくところに、「基礎造形」の奥深さがあるのです。122123
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