専門学校 桑沢デザイン研究所 GUIDEBOOK
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155総合デザイン科昼間部デザイン学(共通理論)桑沢デザイン研究所の創立期に、桑澤洋子がくり返し語っていたことがあります。それは本格的なデザイナーを生み出すにはデザイン学が欠かせないということでした。後に桑澤洋子は創立期の教育方針について、旧来の狭い技術教育の弊害を打ち破るために「概念砕き」のための教育コースをつくろうとしたのだと語っています。技術をあくまでも手段や方法と位置づけて、人間とデザインのつながり、社会とデザイナーの結びつきを目標にする。言い換えると、ユーザーや市民が人間らしく暮らせるように、産業や地域が人間らしい暮らしを支えられるように、デザイン技術の活用をはかるということです。デザイン学は、桑澤洋子が実現を夢みた教育方針を継承し、現代のデザインに欠かせない視点や発想、知識を学び、デザイナーに必須の教養を身につける場として設計されています。1年次デザインとは何かテーマ前期デザイン概論A近代デザイン史A後期デザイン概論B近代デザイン史B 3年間かけて段階的に、現代のデザインに欠かせない視点や発想、知識を学び、デザイナーに必須の教養を身につけます。社会とデザイン、生活に根付いた文化とデザインの関わりなど、 1年ずつ積み上げて学ぶことで、社会のなかで取り組まれる実際のデザインへの理解を深め、本質的なデザイナーとしての資質を養います。2年次社会・文化との関わり文化論メディア論人類学認知科学3年次テーマの模索と問題の発見デザイン法規/デザイン・リテラシーデザインの視点Aデザイン法規/デザイン・リテラシーデザインの視点Bデザインの課題デザイナーに必須の教養を積み、習得したスキルの活かし方を学ぶ

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