専門学校 桑沢デザイン研究所 GUIDEBOOK
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桑沢デザイン研究所創立者 桑澤洋子デザインとは個の問題ではなく衆の問題であり、社会の問題である。003 1954年、〈桑沢デザイン研究所〉は、日本で初めて「デザイン」という言葉を冠した学校として設立されました。ドイツのバウハウスをモデルとし、そのカリキュラムは常に時代を反映し続けてきました。デザインは「人の暮らしを豊かにするため」にあります。時代がどう変わっても、社会に貢献できるデザインの根本的な力を身につけること。小手先の技ではなく、独創や応用力の源となる「デザインの原動力」を培うこと。これが〈桑沢〉の理念であり、目指している教育です。世界は今、新しい価値、生活文化のあり方を求めて激しく変化しています。人間の精神的・物質的両面からの要求に応えるために、デザインを通じて、新しい明日の生活を具現化できる人材が求められています。自ら選択した分野において、修得した技術を使い独創的なデザインのできる人。現実の制約や条件を創意の糧とし、新しい社会の創造に加わり力を発揮できる人。このようなデザイナーの育成を、〈桑沢〉は目標としています。

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